特別企画

□a cat & a dog
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悪戯をしてる子供のように高耶が笑うので、負けじと直江も

「奇遇ですね。私も今日、会社の女性から貴方の事について話題が出まして、猫みたいだと言ってましたよ。」

「お前の言い方が悪いんだろ。俺は猫ってガラじゃねーよ。」

ふん。とあくまで言い張り、引かない高耶。

「撫でたら気持ち良さそうなのに?」

「ウルセーよっ!悪かったな、気持ち良くて!でもお前だって嬉しそうじゃねーか。」

「えぇ。モチロン嬉しいに決まってるじゃないですか。貴方から触れてくださるのですから」

にっこりと幸せオーラを巻き散らしつつ、回想に耽り

「夜に貴方がこっそり起きて私の頭を撫でてくれる時が一番嬉しいですね…普段、褒めてもらう時も嬉しいですが、貴方の顔が違う。本当に幸せそうに…」

「おまっ…起きてやがったのかっ!」

知られてた事に真っ赤になる高耶。

「狸寝入りしてやがったのかよっ!このバカっ!駄犬っ!」

恥ずかしさのあまり、直江に罵声を浴びせて、席を立つと自室へと肩を怒らせながら引き篭る。

「あぁっ!た、高耶さんっ!すみませんっ!謝りますから出て来て下さいっ!」
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