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□CO2
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初めて。
初めて人を撃った。
ゆっくりと被写体が倒れていくのを見ながら、銃の重みがやけにリアルで。
いつかはこの日が来るのは分かってた。
でもまさか今日なんて---。

撃たれた敵は、俺がちゃんと急所に撃てなかったせいでさんざん苦しんで----。 
でも俺が撃たなかったら隼人が撃たれていた。

体の震えが止まらない。
もう動かない死体は助けを求めるようにこちらに手を伸ばし、目を見開いている。


(_____っ。嫌、だっ。苦しい・・っ)
上手く息ができない。苦しい。

耐え切れず膝をつく。

「ツナっ!?」
「十代目・・!!」

周りの敵を倒し終えた二人が駆けつけてくる。

「獄寺!過呼吸だ!
小僧に連絡入れてくるから、背中さすっててやってくれ!」

地面に倒れこみそうんいなった体を慌てて隼人が受け止めてくれて、武に言われた通りさすってくれる。




(・・守られてばっかりだ・・。
こんなダメボスに、二人はもったいないよ・・・。)


視界が悔しさと苦しさで滲む。
苦しくて苦しくて・・・



「何やってんだ!ダメツナが・・!



ついに幻聴まで聞こえるよ。

「勝手に幻聴にするんじゃねえ!」

「リボ・・ん?・・・っ!?」



思いきり抱きしめられる。
温かい・・・


武が連絡してくれたんだっけ。
余程急いで来てくれたのか、息が上がっていて額には汗が浮かんでいる。

「獄寺!車回してこい!
山本は本部に連絡を入れろ!」

「「はい!」」





「りぼー・・っ」
愛しいその名前を呼ぼうとしたら口をふさがれた。

「・・・!///
んっ・・はっあ・・」


ゆっくり何度も息を吹き込まれる。繰り返してるうちに苦しさはなくなり、やっと呼吸ができた。

「よくやったな、ツナ。もう大丈夫だ。おまえは部下を立派に守ったんだ。」
優しく抱きしめる大きな体に、そっと腕を回す。




「ううっ・・。ヒック・・・Tっ。」
途端に堰を切ったかのように涙が溢れ、止まらなかった。


リボーンは俺が泣きやむまで背中を優しくさすってくれた。

____________________________







その後リボーンは泣き疲れて眠ったツナを抱えて車に乗った。


「リボーンさん・・。十代目は?」
「小僧・・」



「・・大丈夫だ。今は泣き疲れて眠っている。今日、ツナは・・命の重さを十分感じたはずだ。これからはその命を守る為に、戦えるさ。」




・・・だから今は
    いい夢を・・・。



____________________________

翌日。

「ん・・・?」
(あれ?いつの間にベッドで寝たんだろ?・・・・・・・・あ。そっか・・昨日・・。)




隣りに温もりを感じたので見てみると、リボーンが眠っていた。
(ずっと腕枕しててくれたんだ・・。)


その整った顔を、起こさないようそっとなでる。

「リボーン。俺、お前や皆を守るために戦うよ。殺した人の命の重さをちゃんと受け止めて、強くなる。だから、「ああ。側にいてやるよ。」

「・・!?リボーン起きてたの・・!?///」

「バッチリ。」

「・・・////。」











だから、
側にいて__。






俺の息が続くのは、お前がいるからなんだ・・・・。





。・。・。・。・。・。・。・。





あとがき




ここまで読んでくださってありがとうございます!!

初のSSかきました・・汗

話の展開が早くなってしまいました(´;ω;`)

まあ次はもっと長くてみっちりした小説がんばります!←

ではまた!

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