捧げ物
□お疲れの貴方に!
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「ただいまぁ〜。」
いつものように事務所の扉を開けると…。
「おかえりなさい!先生!」
と、ドS炸裂な笑顔の魔人。
そして次の瞬間、
「ギャアアア!!」
いきなり私をロープでぐるぐる巻にしていく魔人。
「なっ何するの!?」「なぁ〜に。少し我が輩むしゃくしゃしているのだ。付き合え。」「なんで、そんな理不尽な理由であんたの虐待に付き合わなきゃいけないの!」
ぎゃあぎゃあ抵抗してみるがまぁ無駄で。
「うるさい。」
と顔をムギュッと握られる始末。
このDVには不本意ながら慣れっこで、ため息を一つついて諦める。
着々と拘束を進めていく魔人。
実に生き生きしている…。
軽く鼻歌まじりだ。
すると急にピタリと拘束をする手が止まる。
どうしたことかと見上げて、
「ネウロ?どうしたの?」
するとゆっくりとしかし確実に倒れてくる魔人の身体。
まるでスローモーションのように…。