捧げ物

□貴方の隣が一番あったかいってこと、本当はずっと前から知ってたのに・・・ね。
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ふ、と目が覚める。
「寒い」という意識は後からきて。
まだ半分まどろむ意識でカーテンをあける。

そこに広がっていたのは・・・。

「雪だー!!」

季節はすっかり冬。
ここ、双星学園の庭園も今は一面真白な雪に覆われている。そして現在学園は冬休み。
ネウロも一週間位、実家からの呼び出しで家に帰っている。

「久しぶりだな〜。雪を見るのも。」
前に住んでいたところは、比較的暖かく雪はあまり見ることもなかった。
だから雪が降った朝は庭にでて大騒ぎしていた、という記憶が蘇る。

「こうやってよく雪だるまを作ったな・・・。」

いつの間にか作っていた雪だるまはちょうどいい大きさになっていた。
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