novel

□散りゆくは、ひとひら積もりゆくは、
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「ふん。早く解かねば散ってしまうぞ。」
「ネウロはもう分かったの?」
「当たり前だ。謎かけにもならぬ。」
「えっ!ほんと?なんでなんで?」
「それは貴様が自分で考えろ。」
「なんでよー。教えてくれてもいいじゃん。」
「依頼人は貴様に謎を与えたのだ。貴様が解かねば意味はない。」「それはそうだけど…。」
私にはネウロみたいな頭脳はないし…うーんと悩んでいると
「では優しい我が輩がミジンコの貴様にヒントをやろう。」
「ほんと?」
「貴様には似合わぬ。」
「は…?」
「聞こえなかったのか?貴様には似合わぬと言ったのだ。」



…… 。
「何よそれー!!唯のイヤミじゃん!もー帰る!」

バタンっ!!
「ククク…。」
素直じゃないんだから、ネウロ様。
有能な秘書は既に答えを見つけ、パソコンの画面には答えが映されていた…。
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