novel

□金糸に絡めとられるのは私?貴方も?
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「あのっあのね。」
「なんだ。」
その瞬間ネウロの髪がシュルリと元に戻ってしまった。
「あぁぁ〜!!」
「うるさいぞ。ウジムシの分際でさっきから一人で何が言いたい」「…髪」
「む?」
「ネウロの髪、綺麗だから触らせて欲しくて…。」
「…。好きにしろ。」「ほんとっ?」
恐る恐る手を伸ばして髪を触ってみる。見た目には剛毛?というか芯の強そうな髪だが実際はサラサラで繊細で、何より手触りがよい。
「わぁ!思った通りサラサラ〜。羨ましいよ全く。」
「ふん。」
すると機嫌をよくしたのか、髪を長くしてくれた。暫くは手櫛で髪を整えたり、みつあみをしてアカネちゃんとお揃いにしてみたりと好き放題遊んでいた。ネウロもされるがままで大人しくしていた。





「ネウロ?」
スーと微かにだが寝息が聞こえる。
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