novel

□心まで囚われて…
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暑い日差し。もう季節は秋だと言うのに、残暑は相変わらず厳しい…。
そしてこんな中、私の学校は朝から体育祭なのです…。
「フレー!フレー!」仲間の応援の声が響く中、
「位置について…」
パァンとピストルの音が鳴る。
「やったー!弥子!一着だよ!」
そう言ってくれたのは親友の叶絵。
「もう午前中の競技は終わりだから、お昼ご飯食べようよ!」
「そうだね!」
二人でご飯を食べながら話は午後の競技へ。「弥子は午後から何に出るの?」

その瞬間、手から箸が滑り落ちる。
「まさか…弥子。アレに出るの…?」
「………………………………ぅん。」
「まじ?」
実はこの学校の体育祭の午後一で行われる競技は生徒には最悪な競技であるが見ている方にはとてつもない人気があるという名物競技なのだ。



その名も…
「イヤな物借りてこよう★競走」!!
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