novel

□伝わるは私の熱。伝えるは貴方の熱。
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「……うぅ…すみません…。」
「聞こえん。」
「風邪ひきました…」「…………全く。最初からそう言えばよかったのだ。」
そうしてひょいっと抱え上げられ、ソファーに投げられる。
「わぁ!!」
次の瞬間上にのしかかる重み。
「最初から素直になっていれば、我が輩が介抱してやるというのに…。」
細く長い指が私の頬を滑る。
「結構です!!いいからどいて!」
魔界の看病とか絶対やだし、こんなにネウロの顔が近くにあったら逆に熱あがっちゃうよ!
「ヤコ…。」
更に近づいてくる秀麗な顔。
上がる体温。
どうしようもない熱。「貴様の熱…我が輩が全て奪ってやる。」
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