novel
□気まぐれが生み出す快楽の淵で何を思う?
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そうして今に至るわけで…。
いつ用意したのか、マッサージ用の台と……インターンの医者のような格好をした魔人。
何事も形からの精神はこんなところにまで現れるのか…。
「いっ……!」
さっきから繰り返されるこの指圧の痛みに耐えるのが精一杯で。
すると魔人の手が、身体から離される。
「はい。先生、痛いのは終わりですよ。」
「ほんとっ?!」
がばっと身体を起こしてみると…確かに身体が軽く感じる。
全くこの魔人は…ドSなんだか、どうなんだか…。
いや、ドSに間違いはないけど…。
と一人俊順しているともう一度身体を寝かせられる。
「なっ何、ネウロ。もう終わったんじゃ…?」
「ええ…。痛いのは終わりましたよ。」
ん…?
今「痛い」のはって言ったよね?
妖しく光を灯した瞳。
「今度は、気持ちいいマッサージをしてあげます☆」
「結構ですー!!」