novel
□叶えたいの。だから私は星に願う。時が尽きるまで・・・。
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「は・・・・?」
そこには血まみれの死体も
飛び散った血痕のあともない綺麗な部屋が広がっていた。
「どうしたのです、先生?」
扉が閉まった直後後ろから抱き締められる。
いやいや!!「どうしたの?」はお前だー!!
「先生・・・?」
髪に口づけられる。
「ちょっ・・・!事件は!?」
「もう起こっていますよ。」
目を見開いて魔人の男を仰ぎみる。
「先生と、僕の誕生日という事件が。」
そう言って鮮やかに魔人はほほ笑んだ。