捧げ物
□甘い願い
〜素直になれない〜
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ある日の事。
アカネちゃんの机に不思議な贈り物が…。
事務所に着いて、ネウロは出掛けていて。
いつもより平和な午後を堪能していて。
ふとアカネちゃんの机に置いてある鉢植えに目がとまる。
花……?
「アカネちゃん、これは…何の花?」
薄いピンクの花びらが中央の黄色の玉のような物を包むように咲いている。
“これは天界からの贈り物で、そこのお花らしいよ!”
「天界!?魔界でなくて!??」
“うん。『セント・ラウ゛ァーズ』 っていうお花だって!”
「へぇ〜。」
確かにその色合いや雰囲気は可憐で天界にふさわしい。
「ヤコちゃん!」
「どうしたの?アカネちゃん。」