捧げ物

□貴方の隣が一番あったかいってこと、本当はずっと前から知ってたのに・・・ね。
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少し重いが2つを重ねる。

“雪だるまを重ねるのはお父さんの仕事”

近くから拾ってきた枝で顔や腕のパーツを作っていく。

“飾り付けは私とお母さんの仕事”

そして仕上げに自分のしていた手袋やマフラーをまいて完成だ。

冷たくなった手を口にあてる。

空を見上げれば雪はまだ降り続けている。

少しだけ・・・家族のいない寂しさを思い出す。

最近は・・・感じることはなかった。

そう、いつも隣にいる・・・。
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