星夢の間

□舞い降りる蝶
99ページ/99ページ

[集まり]


所変わって、白鳳学園の生徒達は二日目の場所に向かっていた。二日目の場所はここのメインイベントでもある遊園地兼サファリパーク。


前半は遊園地で楽しく盛り上がり、後半はサファリーパークで動物を見ることになっている。


「うひゃぁー!!!」

「っ!!!」

「っきゃぁー!!!」

「ぎゃぁああああ!!!」

「ひゃほーー!!!!」

「!!!!!」

「ふふふふ」

「……」

「アハハハ」

「…」

「ウウフフフ」

「アハハ」

「クスクス」
そんな俺達は今ジェットコースタに乗っている。楽しんでいるもの七割、残り二割は恐怖から、残りの一割は気絶中。


俺の後ろにも生徒が乗っている。それは


「っ!!!!」

「うひょー!!!」

「ヒャヒャヒャ」

「ぎゃあああああ!!!」
生徒会+@。海斗は海斗で怖いのに悲鳴をあげたくないのか我慢して、流と椿は楽しい声をあげているけど、椿の声ってなんだか変だね。


ジェットコースタが止まったときには海斗達は足元がフラフラ。和希達はなんともう一周してくるそうだ。元気いいね。


かくいう俺ももう一周してきまーす♪


そして残された者達は信じられないような目でジェットコースタを眺めていた。


「……ありえねぇ」

「うん……凄い」

「僕……ムリ」

「俺も……吐く」

「……これで五周目なのにまだ乗るの!?」
そう俺達はこれで通算6周目なのである。頑張ってついてきた朱音達の顔色は青白い。


それぞれのベンチに座り、俺達が戻ってくるのを酔いがさめるまで待っていた。


俺達が戻ってきたのは10周目を通過した時だった。ジェットコースタ以外の乗り物を全て制覇する。


前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ