第3部 決戦!ゼルゼバス軍

□第37話 地下室の機械兵士
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アクトミック「おいアワワ・・・てめぇ死んでねぇよな・・・?」
アワワ「・・・。」
アクトミック「ハッ、本当に非力な野郎だぜ・・・。
       仕方ねぇな・・・あいつんとこにでも行くか。」
?「やぁやぁアクトミック・・・何の用だぁい?」
アクトミック「ああ、こいつが死にかかっててよぉ。
       どうにか生かしてくれや。」
?「そうかぁそれは大変だねぇ・・・どれ、見せてごらん?」
アクトミック「ほらよ、後は頼んだぜ。」
?「アハハ、これは酷い・・・手術が必要だねぇ・・・。」
アクトミック「・・・てめぇの好きなように、改造するなりなんなりしろ。」
?「当り前さ、言われなくてもそうするつもりだよ。
  ククク、さぁアワワ君・・・どう改造してやろうかなぁ〜。」
アクトミック「・・・哀れな奴だぜ、こいつは。」
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メリエル「全員、敵を倒したみたいよ?」
スイカ・ツェッペリン「そのようだな。」
メリエル「どうするの?」
スイカ・ツェッペリン「ああ、次はな・・・全員に、落とし穴に落ちてもらう。」
メリエル「ふ〜ん、それで?」
スイカ・ツェッペリン「地下室には、アクトミックがいる。」
メリエル「アクトミック、ね・・・強いのかな?・・・かな?」
スイカ・ツェッペリン「そう簡単に勝つことはできないだろう。
           最も、お前なら瞬殺だろうがな。」
メリエル「そっか・・・。」
スイカ・ツェッペリン「余談だが、あの場所は地下牢になっているんだ。
           ホゲットの時代、あの場所がどういう使われ方をしていたのか。
           私には分からないな・・・。」
メリエル「ちょっと気になるけど、はっきり言ってどうでもいいわ。」
スイカ・ツェッペリン「ハハ、そうか・・・。」
メリエル「ねぇ、アワワ君は・・・。」
スイカ・ツェッペリン「・・・忘れた方がいい。」
殴られ続ける彼の姿を、あの凄惨な光景を、2人はモニター越しに見ていた。
・・・忘れられるはずもなかった。
・・・・・・・
全員がそれぞれの戦いを制し、同じ場所へと向かっていた。
そこにスイカ・ツェッペリンの罠があるとも知らずに。
そして再び、彼等は集まった。
アール「お〜う、みんなまた会ったな〜!」
ネッサ「相変わらずお前は元気だな。」
アール「当然さ!」
ザーペル「・・・後ろの2人は誰だ?」
リフェッド「オレはリフェッド、伝説の勇者だ。」
リネラス「私はリネラス・・・私も伝説の勇者だよ。」
アール「この2人はラブラブカップルだからね。」
セイペラル「なるほど、リア充ってことか。」
リフェッド「何だそれは?」
ネッサ「気にするな。」
天才「どうやら全員揃ったようですね。」
スルトファーマ「オレの敵はいなかった、それでいいだろ?」
ジョナサン「無問題だぜ!」
スティーク「そんな適当でいいのかよw」
ヴェンチュラス「だって第6話って、意味ないじゃん。」
ネッサ「じゃあ何のためにやったんだw
つーかそれだとインガルダ涙目www」
ナック「インガルダなんていなかったwプギャー!」
デルシャウス「おい、オレもいることに誰もツッコまねぇのか?」
ネッサ「デルシャウス、何故ここに・・・!」
デルシャウス「ま、色々あってテメエ等に協力するぜ。
       退屈させたら承知しねぇぞ。」
アースキン「安心しろ、これから先嫌でも退屈を感じなくなる。」
デルシャウス「そいつぁ期待できるな。」
リ・カ「ま、とりあえず進もうぜ。」
ベイトルド「だな。」
そして彼等は先に進もうと足を運び・・・その次の瞬間!
カパッ
セベノ「え?」
ヴェンチュラス「ちょっとこれは・・・。」
リ・カ「なんかベタだな。」
アール「この、まるでドリフを思い出させるかのようなギミックは・・・。
    そう、これはまさしく、メリエルの仕業に違いない!」
ワーオチルー・・・
そして彼等は地下へと落とされた!
パルム「へぇ〜ここ、地下牢になってたんだなぁ。」
リフェッド「こんなところ来たことないぞ・・・。」
アースキン「ゼルゼバス軍で、地下室と言えば・・・。」
セイペラル「アクトミックの研究室、だな。」
スルトファーマ「次の敵はアクトミックって訳か・・・。」
リネラス「アクトミック・・・。」
「来たかてめぇ等。」
アール「早速来たか・・・。」
アクトミック「ああ、面倒だけどよぉ、命令だしな。」
ル・ランンジェ「この人数相手にどう戦うつもりだ。」
アクトミック「人数なんざ関係ねぇよ、誰もオレには傷つけられねぇ。
       全て蹴散らしてやる、それだけだ。」
アースキン「そうか、なら・・・全力で戦おう。」
アクトミック「来な。」
アースキン「ウォーターブレイク!!」
バシャァアアア!!
アクトミック「効かねぇな。」
スティーク「あの鎧はビッグバンをも防ぐ・・・。
      並大抵の技ではビクともしない。」
アール「ならこれでどうだ・・・マグマデストロイヤ!!」
ドォォオオオオン!!
アクトミック「そんなもんか。」
アール「何!?」
アクトミック「なら次はこっちからいくぜ。」
アースキン「来るぞ・・・!」
アクトミックは銃を構える。
アクトミック「レーザーガン。」
アール「マジカルスペース!」
アールはレーザーを取り込む。
アクトミック「・・・ハ。」
アール「遊んでいるのか?」
アクトミック「んな訳ねーだろ、面倒くせー。」
アール「ならば本気で戦ってみたらどうだ?」
アクトミック「そんな安い挑発に乗るかよ。」
アール「そうか、ならこちらは遠慮なくいかせてもらう。」
アクトミック「そうかよ、どうせテメェ等じゃオレに傷一つ付けられやしねぇがな。」
アール「それはお前も同じことだ、そんな攻撃じゃオレ達は倒せないぞ。」
アクトミック「オレを舐めるな、てめぇ等はこれで十分だ。」
そう言うと、アクトミックは銃を構え・・・。
アクトミック「マグナムキャノン。」
ドォォオオオン!!
アールに向け豪速の勢いで弾丸が飛ぶ!
アール「ッ!!」
咄嗟の判断でかわす。
アクトミック「甘ぇよ。」
アール「何!?」
アクトミックはアールのすぐ後ろにいた。
アクトミック「終わりだ・・・。」
ドォォオオオン!!
しかし、弾丸はアールの体をすり抜ける。
アクトミック「何!?」
アール「甘かったな・・・。」
アクトミック「チッ、面倒くせーな。」
スティーク「超貫破撃烈弾!!」
アクトミック「ハッ。」
アクトミックはその波動を腕で払い除ける。
アクトミック「マシンガンリボルバー。」
パルム「時空吸引!!」
弾丸は全て時空ホールに吸収される。
ル・ランジェ「穿て・・・ピアスウェイバー!!」
しかし、かわされてしまう。
アクトミック「この人数、流石に厄介だな。
       それに音族が二人もいやがる・・・。」
ル・ランジェ「貴様の鎧も音エネルギーには弱いはずだ。
       どうやら間違いなさそうだな。」
アクトミック「だが当たりはしない、このセンサーとジェットがある限りはな。」
リ・カ「どうかな・・・。」
リ・カの手に音エネルギーが集まり、やがて火花を上げ始める・・・。
アール「あの技は・・・。」
アクトミック「大技か、ならオレも力を溜めるぜ。」
リフェッド「あの構えは・・・。」
リ・カ「くらえ、サイコボルトサイエンス!!」
アクトミック「バズーカキャノン!!」
ドォォオオオオオン!!!
リ・カ「何!音エネルギーが相殺されている、だと・・・。」
リフェッド「あれがゼルゼバス軍最強の破壊兵器・・・。」
ル・ランジェ「次はオレだ・・・!」
アクトミック「させねぇよ、マグナムキャノン。」
ル・ランジェ「クッ・・・!」
音エネルギーを剣に纏わせ、弾丸を防ぐ。
カラサット「シザーショック。」
チョキン・・・
アクトミック「レーザーガン。」
カラサット「やはり、駄目か・・・。」
アール「あいつを倒すには、何とかして音エネルギーを当てるしかないな・・・。」
ル・ランジェ「だがあのセンサーのせいで一瞬で反応されてしまう・・・。」
アール「センサー、か・・・。」
リ・カ「分かったぞ!あのセンサー、一度に一つの技しか反応できない!」
ル・ランジェ「そうか、確かに二つの技を同時に放てば一つの技として認識する・・・。」
アクトミック「どうした、作戦でも立てているか?無駄なことを。」
リ・カ「どうかな。」
アール「技を全くずれることなく同時に放つためには、時を止める必要がある。」
セベノ「オレの出番か、だがオレはまだ一人分しか時を動かすことはできないぞ。」
ル・ランジェ「ならお前が囮になって技を出せ。
       オレは背後から音エネルギーを撃つ。」
セベノ「分かった。」
リ・カ「じゃあランジェが移動する間はオレが囮になるぜ。」
ル・ランジェ「いいだろう。」
リ・カ「待たせたな、オレが相手だ!」
アクトミック「随分と長い間待たせてくれたな。」
リ・カ「ハッ、悪いな。」
アクトミック「言っておくが、テメェ等が何をしようと無駄なことだ。」
リ・カ「それはどうかな・・・くらえ、サイコサイエンスドアルテミス!!!」
アクトミック「当たらねぇよ。」
リ・カ「ハッ、そうかよ・・・。」
セベノ「今だ、ザ・ワールド!!時よ止まれ!!
    ・・・ランジェ、動けるか?」
ル・ランジェ「ああ、問題無い。」
セベノ「そうか、じゃあいくぜ!ハァアアア!!!」
セベノはエネルギーの波動を飛ばす。
ル・ランジェ「穿て・・・ピアスウェイバー!!」
セベノ「そして時は動き出す・・・。」
アクトミック「ハッ・・・。」
ル・ランジェ「なん・・・だと・・・。」
セベノ「かわしやがった・・・。」
アクトミック「そんなことだろうと思ったぜ。
       このセンサーは同時に6万までの技に反応できる。」
リ・カ「嘘だろ・・・。」
アクトミック「オレの装備は無敵だ。」
アール「6万、か・・・なら同時に6万以上の技を繰り出せば勝機はあるな。」
リ・カ「何言ってんだ、そんなことできる訳ねぇだろ。」
ギース「オレならできるぜ。」
リ・カ「何!?」
ギース「未来の科学力を舐めんなよ。
    だが問題はセベノだな。
    オレじゃあいつを仕留めることはできない。
    つまりオレとランジェ、二人の時を動かす必要がある。」
セベノ「そうか・・・やってみよう。」
アール「一人はできたんだ、二人も同じだろう。」
セベノ「そうだな、じゃあやるぜ・・・
ザ・ワールド!!時よ止まれ!!」
ギース「よし、オレは問題ない。」
ル・ランジェ「オレもだ。」
ギース「じゃあいくぜ!くらえぇ!」
ダダダダダダダ・・・!!
ギースはずっと弾を撃ち続けている・・・。
セベノ「・・・まだなのか?」
ギース「まだ3万5000発だ。」
・・・・・・・
ギース「よし、後1000発。」
ダダダダダダ・・・!!
ギース「終わったぞ!」
ル・ランジェ「穿て・・・ピアスウェイバー!!
       6発撃っておけばよさそうだな。」
セベノ「よし、そして時は動き出す・・・。」
アクトミック「クッ・・・!」
アクトミックはピアスウェイバーをかわしていく。
だが、4発目をかわしたところで5発目に当たってしまう。
アクトミック「がは・・・!」
アクトミックの装甲が砕け、血を吹き出す。
胸部に穴が開いていた。
アクトミック「畜生・・・オレの負けかよ・・・。」
ル・ランジェ「大丈夫か?」
アクトミック「これが大丈夫に見えるかよ・・・死にそうだぜ・・・。」
リネラス「あの、回復・・・する?」
アクトミック「いいのか?オレは敵だぜ?」
リフェッド「何を言っている、オレ達は同じゼルゼバス軍だっただろう?
      お前を敵だとは思わないな。」
リネラス「うん、そういうことだから・・・遠慮しないでね。」
アクトミック「・・・。」
リネラス「よし!」
アクトミック「仕方ねぇな、オレの負けだ・・・先に進めよ。
       だがな、テメェ等に勝ち目はねぇ。
       これは忠告だ、ジュラーネにだけは勝てると思うなよ。」
アール「ジュラーネ?誰だそいつは。」
セイペラル「オレも聞いたことが無いな・・・。」
リフェッド「ジュラーネ・・・ゼルゼバス軍の指揮官・・・オレが知ってるのはそれだけだ。」
ナック「ゼルゼバス軍指揮官・・・ビーグルと同じ・・・。」
アクトミック「戦ってみれば分かるが奴は化け物だ・・・。
       忠告はした、進むなら進めよ。」
アール「分かった、忠告感謝する。」
そして彼等は地下室を後にする・・・。
果たして次に彼等を待ち受けるものとは・・・。
ジュラーネとは一体何者なのか・・・。
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