第1部 ゼルゼバス軍特殊部隊

□第9話 2ページの闘い
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扉を開けた先の廊下を進み、その先の扉を開ける。
そこには、驚くべき人物がいた。
ヴェンチュラス「ディ、ディリアン!!」
ディリアン「ハッハッハ。」
ヴェンチュラス「どうして、お前が・・・!?」
ディリアン「驚いたか?ヴェンチュラス、教えてやろう・・・何故オレがここにいるかを。
      確かにお前の兄弟は皆ゼルゼバス軍をやめた。
      その為、ゼルヴェン同盟も無くなった、だが・・・。
      オレだけはこっそりとゼルゼバス軍特殊部隊に入らせてもらった。
      ゼルゼバス軍をやめるなど納得いかなかったからな。」
ヴェンチュラス「ディリアン・・・。」
ディリアン「分かっただろ?では、始めようか・・・!!」
それと同時に部屋全体に金属のガラクタが出現した。
ヴェンチュラス「くっ、戦うしかないのか・・・。」
ディリアン「いくぞ・・・!!」
それと同時に、そこら辺の金属の一部がディリアンに集まり、バズーカの形を作る。
ディリアン「くらえ・・・!」
ズガァァアアアン!!!
もの凄い勢いで光線が放たれる。
ヴェンチュラス「ぐあぁぁあああぁあああぁぁああ!!!」
ドガァアアアァアアアン!!!
ディリアン「フッ、命中か。」
ヴェンチュラス「残念♪」
ディリアン「な!?」
ドガァァアアァァアアアン!!!
ディリアン「ぐぁああぁああああぁああ!!!」
ヴェンチュラス「オレがあんな光線簡単に当たるわけないじゃん、幻影だよ。」
ディリアン「うぉぉおぉぉおぉおおおお斬首閃光刃!!!」
光の刃のようなものがオレの首元にもの凄い速さで向かう。
しかし、オレは幻影を作り、かわす。
ヴェンチュラス「もう使っちゃう訳ね、何か切り札っぽかったけど?」
ディリアン「切り札と言って取ってられるか!!荊状伸枝鉄!!!」
床から棘の生えた大量の金属が荊のように枝分かれしながら生えてくる。
しかし、同じように幻影でかわす。
ヴェンチュラス「せっかちだなぁ、出し惜しみってものを知らないのかね?」
ディリアン「知るか!巨大鉄壁!!」
オレの両側に巨大な鉄の壁が現れ、オレを押しつぶそうと一気に迫ってくる。
ヴェンチュラス「フェルドリートが仕組んだんだよね?あまり強くないな。」
その時にはもうオレは鉄の壁をかわしていた。
ヴェンチュラス「それとも、お前が弱いだけか?全く・・・、
        フェルドリートの力を借りてもこの程度じゃオレには勝てないよ。」
ディリアン「巨大電磁石!!!」
すると、壁に巨大な電磁石が現れる。
ヴェンチュラス「おっと、これはヤバい、そうゆっくりしてる時間もないようだ・・・。
        兄弟だからって容赦はしないぜ?ッフフ・・・、
        終わりだよ、ディリアン・・・自業自得だ。」
ディリアン「バカめ・・・。」
電磁石がオレを引き寄せる・・・。
ガシャァァアアァァアアン!!!
ディリアン「ハッハッハッハッハッハ!!!
      こうなればもうオレの勝ちだぁ!!
さあどうするヴェンチュラス!!
ハァァァアッハッハッハッハァァァアアァァアアア!!!!」
ヴェンチュラス「どうするって?こうするのさ。
周りを見てみろよ。」
オレは電磁石に引き寄せられながらしゃべる。
ディリアンはすぐに周りを見渡した、すると・・・。
幻影で作った大量のオレの分身が・・・!!
ディリアン「な、何ぃぃいいぃぃいぃいいい!!!?」
ヴェンチュラス「所詮お前じゃオレには、勝てないってことだよぉおぉぉおお!!!
行けぇ!!我が幻影達、ディリアンを集中砲火だぁぁあああぁああ!!」
オレの幻影達の手から大量の火の玉がマシンガンのように降り注ぐ・・・!!!
ズガガガガガガガガガガガガガガ・・・・・・・・!!!!!!
ディリアン「ッ!!!!ぐぁああぁぁああぁぁぁあぁぁあああああ!!!!!!!」
そしてディリアンは死ぬまで泣き叫んでいた・・・。
ヴェンチュラス「あ〜あ、弱いなぁディリアンは。
        元悪役を舐めるなよ。」
そしてオレは開いた扉を潜っていった・・・。

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