第1部 ゼルゼバス軍特殊部隊
□第13話 ナルシスト
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1つ前の部屋、
そこにリ・カが倒れている。
するとそこに、ある男が姿を現した。
リ・スーシャ「負けたのか、弟よ・・・。」
リ・スーシャは悲しそうに俯く。
そしてリ・カの傍に優しくしゃがみ込む
リ・スーシャ「・・・やはり、死んでいるな。
音エネルギーで斬られた形跡がある、
まさか自殺したのか・・・?
こいつが、自殺を・・・?
一体何故、何があった・・・?」
冷静さを保ちながら考え込む。
リ・スーシャ「・・・考えていても仕方がないな。
死体だけでも持ち帰ろうか・・・。」
そしてリ一族の兄弟は2人共姿を消した。
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?????→ラシベノク「・・・。」
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?????「ラシベノクよ、お前に力よりも望むものはあるか・・・?」
ラシベノク「ただ1つ、格好良くなりたいです。」
?????「そうか・・・、ほとんどの者は力以外に望むものは権力だと答えたのにな。
だが与えられるはずがない為、私は何もしてやらなかった。
しかし、お前は違う。その程度なら私にもできる。」
ラシベノク「本当ですか!?隊長!!」
?????「ああ、本当だ。少し待っていろ。」
隊長は何やら詠唱を始める。
?????「ハッ!!」
その瞬間、ラシベノクの姿が変わった!
醜かった姿が次の瞬間にはこれまでの姿に比べるとかなり美しい姿になった。
?????「鏡だ。」
そう言って人間の全身ほどのサイズの鏡を作り出した。
ラシベノクはその鏡に映った自分の姿を見て感激の笑みを浮かべる。
ラシベノク「おおぉ!!これが・・・自分か・・・!?
まるで自分じゃないみたいだ、有難うございます、隊長。」
?????「例には及ばん。」
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