第3部 決戦!ゼルゼバス軍

□第32話 罠 -トラップ-
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パルム「さあ、どんな敵が待っているのか・・・。」
スティーク「楽しみだな。」
ナック「その反面不安だぜ・・・。」
スティーク「おいおい、そんなんで大丈夫かよ。」
パルム「そうだぜ?」
ナック「そう、だな・・・。」
カチッ
ナック「え?カチッて・・・。」
スティーク「お前、スイッチ踏んでるぞ。」
パルム「これは罠だろ絶対・・・。」
ナック「何が起こるんだ!?何が起こるんだ!?」
ボヨン!
なんと壁からピヨピヨパンチが飛んできたのだ!
それはナックに当たった。
しかしいくらピヨピヨパンチと言えどもその威力は意外と高かった。
こうしてナックの意識は次第に遠のき・・・。
ざんねん!ナックの冒険はここで終わってしまっ・・・。
松岡修造「だわけねぇだろおぇ〜!!」
スティーク「お前ってよく松岡修造ネタにされるよな。」
パルム「しかもシャドーゲイトネタがシリーズ2の第4話以来の再来だしな。」
スティーク「あとチャー研の製作会社ってナックっていうらしいぞ。」
ナック「ほんと、何なんだろうな・・・。」
スティーク「じゃ、罠に気をつけていこうぜ。」
・・・・・・・
メリエル「・・・何?あの罠、もしかしてネタで仕掛けたの?」
スイカ・ツェッペリン「ああ。」
メリエル「もう、ドリフじゃないんだから。」
スイカ・ツェッペリン「だからそのネタは古いって。」
メリエル「あっ、しまった・・・。」
スイカ・ツェッペリン「お前ドリフ好きだな。」
メリエル「ち、違うわ!クリボーが勝手に!」
その瞬間、メリエルの頭上にタライが・・・。
バァアアン!!
メリエル「いてっ!」
スイカ・ツェッペリン「大丈夫か?」
メリエル「ど・・・、」
スイカ・ツェッペリン「ど?」
メリエル「ドリフかよォオオオ!!!」
スイカ・ツェッペリン「何かもうメリエルのキャラ設定が滅茶苦茶な気がするぞ・・・。」
メリエル「もしかしていまのも罠なの?」
スイカ・ツェッペリン「ああ、私がほんの遊び心で仕掛けた罠だ。」
メリエル「何で本拠地にまで罠を仕掛ける必要があるの!!」
スイカ・ツェッペリン「今みたいなボケを発した時の為に。」
メリエル「スイカ・ツェッペリンこそキャラ設定滅茶苦茶なんじゃないの!?」
スイカ・ツェッペリン「何を言っている、私は元々こういうキャラだぞ。」
メリエル「そうだっけ!?もっと真面目な人だったと思うけど!?」
スイカ・ツェッペリン「まあ落ちつけ、始めるぞ・・・。」
・・・・・・・
ヴェンチュラス「楽しみだなぁ・・・。」
アール「そうだな、遂に戦いが始まるんだ。」
アースキン「だがこの戦いで必ずデルシャウスと戦う・・・心しておいた方がいい。」
ヴェンチュラス「ああ兄さん。」
・・・・・・・
メリエル「アール、罠踏んじゃえ罠!」
スイカ・ツェッペリン「アールが嫌いなのか・・・?」
メリエル「別に嫌いじゃないわ。」
スイカ・ツェッペリン「そうか、では早速切り離そう。」
メリエル「スイッチ私に押させてよ。」
スイカ・ツェッペリン「別にいいが・・・。」
メリエル「よーし見てろアールめ・・・。」
スイカ・ツェッペリン「最初の分かれ道だ、そこでアールのいる位置のボタンを押す。
           次に右側の分かれ道の位置のボタンを押す。
           そして次にこのシャッターボタンを押すんだ。」
メリエル「今度は右側?」
スイカ・ツェッペリン「ああ、その方向にあの2人を配置している。」
メリエル「あの2人、って・・・?」
スイカ・ツェッペリン「まあ楽しみにしておくことだ。」
メリエル「すっごい気になる・・・。」
スイカ・ツェッペリン「ほら来たぞ、分かれ道だ。」
・・・・・・・
アール「分かれ道だぞ。」
アースキン「どうするか・・・。」
・・・・・・・
メリエル「フフフ、迷ってる迷ってる・・・。」
スイカ・ツェッペリン「メリエル、今だ。」
メリエル「ポチッとな!」
スイカ・ツェッペリン「それも古いような気がするぞ。」
メリエル「あら、ほんと?」
・・・・・・・
アースキン「な、何だ!?アールの姿が!」
ヴェンチュラス「消えた・・・?」
・・・・・・・
メリエル「よし、もう一度・・・えい!」
スイカ・ツェッペリン「ちょっとかわいいな。」
メリエル「うるさいわね、掛け声くらい好きにさせてよ!」
スイカ・ツェッペリン「そうか、悪いな。」
そしてアールは右側の分かれ道のところに姿を現した。
メリエル「今だ、シャッターボタン!ポチッとな!」
スイカ・ツェッペリン「結局それかよ。」
メリエル「これしか思いつかなかったんだから仕方ないでしょ!?」
スイカ・ツェッペリン「・・・そうか。」
・・・・・・・
アール「まずい、閉じ込められたな・・・。」
・・・・・・・
メリエル「アハハ、アールざまぁ!」
スイカ・ツェッペリン「やっぱりお前アール嫌いだろ。」
メリエル「嫌いじゃないと言っているでしょう?」
スイカ・ツェッペリン「じゃあ好きなのか?」
メリエル「・・・答えるつもりはないわ。」
ダクトナーレ「答えるつもりがないのではなく、答えられないのだろう?」
スイカ・ツェッペリン「次はこいつか、結構まともな方だな。」
・・・・・・・
アール「明らかに罠だが、オレは一人でこっちの道を進むことにするぜ。」
ヴェンチュラス「スイカ・ツェッペリンめ・・・。」
アール「いや、これはきっとメリエルの仕業だよ。」
ヴェンチュラス「妄想乙。」
アール「オレには分かる・・・何故だかな。」
・・・・・・・
メリエル「バレてる!?」
スイカ・ツェッペリン「アールは仮にも大魔法使いだ・・・侮れんな・・・。」
・・・・・・・
アール「(なぁんて・・・妄想なんだけどね!!)」
やはりアールは変態だった。
・・・・・・・
ジョナサン「どんな敵が来んのか・・・楽しみだぜ!」
スルトファーマ「気楽なやつだ・・・そう思うだろう?カラサット。」
カラサット「・・・そうだな。」
ジョナサン「何だよぉ2人して、楽しくないのか?」
カラサット「そもそもこれは楽しむための戦いではないだろう・・・。
      平和を懸けた、辛いものであるべきだ。」
スルトファーマ「まぁ、辛いだけではないけどな。
たまにはジョナサンみたいに気楽にいくことも必要だよ。」
ジョナサン「流石、分かってるなスルトファーマは。」
カラサット「そういうものなのか・・・。」
ジョナサン「・・・おい、分かれ道だぜ?」
スルトファーマ「3つに分かれてるな、どうする?」
・・・・・・・
メリエル「今度は3つ?3人ともバラバラにするの?」
スイカ・ツェッペリン「ああ、彼等には1人ずつ、別々の道を進んでもらう。」
メリエル「そう・・・。」
スイカ・ツェッペリン「またお前が押すか?」
メリエル「もういいわ、スイカ・ツェッペリンが押して頂戴。」
スイカ・ツェッペリン「分かった。」
・・・・・・・
スルトファーマ「カラサット!?ジョナサン!?」
カラサットは右側、ジョナサンは左側の分かれ道に移動させられる。
カラサット「何だこれは・・・!?」
ジョナサン「ヤベェぞ、閉じ込められたみたいだ。
      もうこっちの道に進むしかない・・・。」
スルトファーマ「・・・そうか、一人ずつ進もう。」
カラサット「・・・分かった、そうしよう。」
3人はそれぞれ別々の道を進んでいった・・・。
・・・・・・・
ル・ランジェ「リ・カ、お前は何としてでも守ってやる。
       でないとリ・スーシャに顔向けできんからな。」
リ・カ「オレは誰にも守られる必要はねぇよ、そんなに弱くねぇからな。」
ル・ランジェ「それは分かっているが、
お前にもしものことがあればオレの力が必要となる。」
リ・カ「じゃあオレが一人で戦うから、ランジェは援護を頼むぜ。」
ル・ランジェ「ああ、そうしよう。」
リ・カ「さて、どんな敵が出るのかな・・・。」
ル・ランジェ「恐らくオレ達2人掛かりで勝てない敵はまだ出てこないだろうな。」
リ・カ「そう易々と親玉は来ないってか。」
そしてその時2人は、敵に遭遇した。
ヴォルケーノン「よぉ、裏切り者・・・オレがお前等の相手だ。」
リ・カ「いいのかァ?テメェみてぇな弱ェやつが俺等と戦ってよぉ・・・。」
ヴォルケーノン「勘違いするな・・・お前等の相手は、オレ達3人だ。
        出でよ、ロイド!ホノリース!」
ロイド「ターゲット確認、攻撃準備・・・。」
ホノリース「フゥゥウウウウッフフゥゥァァアア・・・。」
ル・ランジェ「3人か・・・。」
リ・カ「ハッ、何人来たって同じだぜ・・・。」
ル・ランジェ「仕方がない、オレはロイドとホノリースの相手をする。
       お前はヴォルケーノンと戦うんだ。」
リ・カ「まあ仕方ねぇか・・・その方が効率もいいしよぉ。」
ヴォルケーノン「さあやれぇ!ロイド!ホノリース!」
ル・ランジェ「来い、貴様等の相手は・・・このオレだ!」
リ・カ「テメェ等本当にオレ達に勝てるとでも思ってんのか?」
ヴォルケーノン「黙れ、仮にもオレは過去にゼルゼバス軍最強とまで言われた男だぞ?」
リ・カ「いつの話だ、それ?今は新しい時代が来てんだぜ?あぁ?」
ヴォルケーノン「ガキが・・・。」
リ・カ「まあいいさ、リ一族の後継者の恐ろしさ、篤と教えてやっから覚悟しやがれぇ!」
・・・・・・・
ベイトルド「あ〜駅弁食いてぇ。」
ギース「我慢しろ、休憩する時間がもしあれば食わせてやる。」
松岡修造「我慢しなきゃいけない時だってあるんだよ!」
ドッゴォ!
松岡修造「コメソリニア!」
ベイトルド「ウゼェからぶっ飛ばしたぜ。」
ギース「構わねぇよ。」
天才「やはり私は空気となるのでしょうか?」
ベイトルド「まあそうだろ、呼ばれただけでもありがたく思いな。」
ギース「つーかお前、何で来た?」
天才「呼ばれたので来ました、戦力になるのだそうです。」
ベイトルド「まあそりゃあ戦力にはなるわな。」
ギース「まあ普段目立たないだけに今回やっと活躍できそうだぜ。」
ベイトルド「まあ読者はオレ達の強さを知らないだろうしな。」
ギース「とことん暴れてやろうぜ!」
ベイトルド「おうよ!」
天才「あの〜やはり私は話についていけないのでしょうか?」
ギース「お前の話し方は独特だしな。」
ベイトルド「完全ネタキャラだろお前。」
天才「ネタキャラならこんなところに呼ばれません、きっと何かあるのです。」
ベイトルド「まあそう思ってればいいんじゃねぇの?」
天才「はい、とことん思っていますよ。」
ギース「さて・・・早速敵のお出ましか。」
アクウィータ「やあ、僕はアクウィータ。」
アルバルーサ「オレは兄のアルバルーサだ、お前等の命、オレ達兄弟が頂く!」
ベイトルド「・・・ああ、弱そうな奴等だな。」
アクウィータ「!、弱そうとは何だよ!」
ギース「つーか、何だお前等か、て感じなんだが。」
アルバルーサ「お前等全員物理攻撃しかできないはずだよなぁ?」
天才「私はできますよ。」
アクウィータ「君程度なら平気だよ・・・。」
ギース「ハハハ、残念だったな、未来の科学力を舐めんな。
    オレはエネルギー攻撃使えるぜ。
ベイトルド「オレは物理攻撃しかできねぇが、テメェ等の攻撃一切効かねぇぜ?」
アクウィータ「まあいいよ・・・とにかく僕等が君達の相手なんだよ。」
アルバルーサ「そういうことだ。」
ギース「そうか、なら容赦は無用だ・・・蹴散らしてやるぜ!」
ベイトルド「おうよ・・・!」
天才「やはり2人にはついていけません・・・。」
・・・・・・・
スティーク「はぁ、はぁ・・・。」
それから3人は何度も同じような罠に引っ掛かりつつも先に進んでいた。
パルム「こんなに罠があるとは・・・。」
ナック「全くだぜ・・・。」
「お前達、本当に馬鹿だねぇ。」
3人「!!・・・。」
ナック「この、声は・・・。」
「その通りさ、覚えてくれていたんだね・・・。」
その瞬間、床からその少年が姿を現す。
パルム「せーの、」
ナック「ビーグル!!」
スティーク「ビーグル!!」
パルム「ぶいなのだ〜♪」
ナック「おいパルム、お前なんつった?」
パルム「・・・すんません。」
スティーク「う〜んメルブラか・・・。」
ナック「それはチャー研だろ。」
ビーグル「・・・そろそろいいか?」
スティーク「あい。」
ビーグル「久しぶり・・・でもないか。
     また会ったねぇ、今日こそお前達の死ぬ日だよ。」
ナック「オレ達はお前に負ける訳にはいかないんだ・・・!」
ビーグル「そうか、でもねぇ・・・僕には勝てないよ。」
ナック「いいや、お前は・・・オレ達の全力で持って、越えてやる!!」
ビーグル「そう・・・まあ精々頑張るといいさ、フフフ・・・。」
・・・・・・・
その変態魔法使いは一人で道を進んでいた。
そしてその先には彼が苦手とする敵が待っていたのだ・・・。
「・・・来たか。」
アール「ああ・・・大魔法使いアール、ここに見参!!」
こうして彼等の戦いが幕を開けたのだ・・・。
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