君に捧げる遙かな愛
□心情
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夜も更けて歓迎会もお開きとなった今、私はコナツ君と一緒に出来上がったヒュウガさんを運んでいた。
「にゃはは〜!」
「ちょっと少佐、しっかりして下さい!」
私とコナツ君に支えられながらも、フラフラと歩くヒュウガさん。
正直、私とコナツ君ではヒュウガさんとの身長差が辛い。
「ほらヒュウガさん、もう少しですから頑張って下さい」
「うい!」
楽しそうに笑いながらヒュウガさんが返事をしてくれた。
「すみませんシェナさん。今日の主役だっていうのに…」
「いいのよ。それにコナツ君一人じゃ大変でしょ?」
ハルセさんは寝てしまったクロユリ君を連れて帰ったし、カツラギさんは後片付け。
アヤナミさんは無視だ。
「アヤナミさんが運べば良いのに」
「ヒュウガ少佐に肩を貸すアヤナミ様…」
私の文句にコナツ君は想像を始めた。
私もしてみたが…
「見たくない画だわ」
「そうですね…引き擦るのなら大丈夫なんですけど」
「確かに。引き擦ってるのなら普通よね」
二人共そんな結論に至り着いてしまった。