*Shiki*

□第9話
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ハデーンめがけて空から雷が一直線に落ちてきた。辺りの床は少し黒く焦げ、煙が発生している。

ハデーンは雷をモロにくらったが平然と立っている。


ハデーン「オレに雷なんか効かねえよ。考えは良かったけどな。」

ハルキ「ウソだろ〜?! 俺、どうすればいいんだ?」



いくら精霊の力を借りて互角に戦えても、強くなっていられる時間が残り少ない。それに強くなったと言ってもハデーンを倒せるほどの力はなかった。
もはや勝つ手段がない。



春の精霊『いっそのこと逃げなさい。貴方は今死んではいけない!』

ハルキ「逃げられる訳ねぇだろ、村の人の為にも……っていうかアイツが逃がしてくれるワケないだろ。」

春の精霊『それなら頑張って戦ってください。残り時間は2分ほどです。』

ハルキ「カップ麺すら出来ないじゃん……もうヤケクソだ!」
 
 
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