*Shiki*
□第9話
1ページ/12ページ
ハデーンめがけて空から雷が一直線に落ちてきた。辺りの床は少し黒く焦げ、煙が発生している。
ハデーンは雷をモロにくらったが平然と立っている。
ハデーン「オレに雷なんか効かねえよ。考えは良かったけどな。」
ハルキ「ウソだろ〜?! 俺、どうすればいいんだ?」
いくら精霊の力を借りて互角に戦えても、強くなっていられる時間が残り少ない。それに強くなったと言ってもハデーンを倒せるほどの力はなかった。
もはや勝つ手段がない。
春の精霊『いっそのこと逃げなさい。貴方は今死んではいけない!』
ハルキ「逃げられる訳ねぇだろ、村の人の為にも……っていうかアイツが逃がしてくれるワケないだろ。」
春の精霊『それなら頑張って戦ってください。残り時間は2分ほどです。』
ハルキ「カップ麺すら出来ないじゃん……もうヤケクソだ!」