僕等はここにいる
□『バイバイ』
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今にも剣を抜きそうなアッシュ。
あ〜これはこれでちょうどいいか。
「なぁ・・・、それくれよ」
「あ?」
「そ・れw」
俺が指差す先にはアッシュの握る剣ーーーローレライの剣がある。
アッシュが目を見開いた。
「ッ、何ふざけた事ぬかしてやがる!;」
「ふざけてねぇよ、こっちだって死活問題なんだ。第七音素ため込むにはこの体じゃ限界あっし、時間もない。ああ、代わりにいいもんやっからさ?」
「?、てめぇ何言って・・・・;」
顔をしかめるアッシュだけど、渡す気はなさそうだ。
う〜ん、時間ないんだってぇのに。
ここで正直に話したら余計渡しちゃくんねぇよなぁ、自分がやる気なんだから。
しょうがない、と腰の剣を引き抜きそのまま斬りかかった。
アッシュはすぐに反応してそれを防いだが、その表情は困惑に満ちている。
「何しやがる!!;」
「くんねぇなら力ずくで貰う」
それからぶつかり合いが始まった。
ルークだって戦闘に参加してるのだから、前に比べればかなり強くなっている。
アークはアークでたくさんの知識を手に入れた。
ルークの体はアークの知識を技術にできるくらいには成長していた。
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