太陽の名前

□03.5:事件は練習場で・・・。
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・・・・何ここ;





ヘリから下りたオレはその風景に呆然としていた。


だってこんな景色をオレは予想してなかった。


こんな、デッカイ街。




ここはスピラの未来だ。
だからザナルカンドみたいな街は想像もしてなかった。

何度も思うけど時代の流れってスゴイ。



ベベルとどっちが大きいだろうなんて考える。


「ティーダ、その田舎者丸出しの顔はやめたまえ」
「・・・田舎者なんだからしょうがないだろ」


ルーの指摘にちょっと恥ずかしくなりながら言い訳してみる。
(・・・呼び方に関しては追求しないでほしい。本人の希望だ。)


実際比較してるのは田舎と都会じゃなくて今と昔だけど似たような心境だと思う。
思わずキョロキョロしてしまうのもご愛嬌ってことにしてほしい。


ああ、斜め後ろでツォンさんが笑ってる気配が・・・。



それを無視して、しょうがないかといった感じでため息をつき歩きだしたルーの後に続く。



前方にはツォンさんと同じダークスーツを着た男が2人。
片方はピシッと片方は気だるげに出入り口らしき所に立っていた。


オレたちが傍まで来ると2人は一礼する。
それを見とめたルーが一声かけた。


「ご苦労」
「そいつが例の古代種ですか、と」
「ああ、まだ不確定だがな」


気だるげな、赤いしっぽ髪の男がオレを見て言う。

ルーの返答に「ふ〜ん」ともらしつつどこか不思議な物でも見るような顔をしているのは気のせいだろうか。
もしその通りなら結構失礼だと思う。

けどこの手のタイプは何を言っても無駄だろうからとりあえず何故そんな風に見るのかと首を傾げるだけだった。


まぁその代わり男はツォンさんに怒られていたけど。






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