太陽の名前
□04:彼との出会い
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さて、まずは君の家についてだがあまり待遇をよくすると親父に勘付かれてしまうので最初は普通の候補生と紛れてもらうつもりだ。
よって他と同じように一般の軍事社員寮に入ってもらう。
ソルジャーになったらソルジャー用の寮に移ることになるが、もし1st辺りにでも上り詰めたら別の住居を提供してもいい。
いらない?
まぁ君はそこまで欲がないようだしな。
どちらにしろ1stになれればの話だ。
君ならなれそうだが。
「余裕だと思いますよ、と」
なれようがなれまいがかなり先の話だろうからこの話はあとで。
それからソルジャーには適正があろうがなかろうがなってもらうつもりだ。
が、一応適性検査は受けてもらおうと思っている。
もし適正もあれば手術もしてもらう。
何、心配せずとも身体に害のあるようなことはしないさ。
検査に合格してすぐ手術というわけでもないからな。
合格者は一定期間候補生としてテストされるんだ。
3ヶ月、だったかツォン。
「ええ。マテリアの実習はありませんからそれぐらいかと」
主に身体的なテストになる。
くれぐれもこの前のような召喚獣は出さないでくれ。
ああ、それならいいんだ。
そして更に合格した者はソルジャークラス3rdから始まるわけだ。
因みに半年ほどは学生的な扱いになる。
筆記授業も実技もマテリア実習もあるからな。
程ほどにがんばるといい。
何故程ほどかって?
君はさっき自分が何したかわかってるのか?
・・・よろしい。
まぁとりあえずこんなものか。
「・・・・他に聞きたいことはあるか?」
・・・・特にないようだな。
それじゃあ・・・・・―――。
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