Blackjack

□ある日の二人〜お仕事したい〜
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「はたやきたい」

それはピノコのこの一言から始まった




「…労働規準法にひっかかるからどこも雇ってくれないぞ」

「アッチョンブリケ〜!ピノコもう18歳らわよ!!ころもじゃないわのよ〜!」

本気にもしていない彼の言葉にキーキーと憤慨しながらピノコが叫んだ

「だいたい、何でまた急にそんな気になったんだよ、え?」

「らって…今のじらい夫婦はともばたやきが基本らって…」

「他所は他所、家は家だ!風潮に流されんでよろしい!」

それだけ言うとブラックジャックはデスクの方に向き直った

「れも、ピノコ社会勉強もしてみたいわのよ…んれもって先生に大人って認めてもやいたい!」

「あのな…働くってことはピノコが思っている程楽なものじゃないんだ。…今のお前には無理だ」

書類にペンを走らせながら宥める様に言い聞かせる

「れもこないだピノコ声掛けやえたわのよ?」

「へぇ、何て?」

「パンツ脱いでくえたや一万円あげゆっておじちゃんが…」

バキッ!

その瞬間、派手にペン先が折れ弾き飛んだ

「ねっ、おちごとあゆ…」

「それはブルセラであって働くとは違〜うっ!!」

デスクをガン!と叩いてブラックジャックは怒鳴った

「アッ、チョ…」

「どこのどいつだ?!そんなこと言った馬鹿は!」

「え〜…しやないおじちゃん…」

滅多に見ない物凄い形相に少々引き気味になりながらピノコは答える

「いいか!?お前は私の専属助手!掛け持ちは却下だ、わかったか?!」

「…は〜い…」



本当は自分のお金で先生へのプレゼント等を買いたいというのもあるのだが、流石に本人に言うことが出来ず結局引き下がるしかないピノコでありました…






END






ピノコちゃんはかわいいから絶対繁華街行ったら狙われそうだよな…
いやその前に先生が行かせないか

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