短編小説
□馬鹿
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遠距離恋愛を始めた俺達
距離は遠いいけど
心は前よりずっと近付いたから
大学の教室
「なぁレポートもうやったか?」
「やってると思うか?」
「俺はやった」
一斉に俺に目線が集まる
あたりまえだ、今度の週末は自分の中で計画を練っているんだから
課題も終わらせ、バイトも調整した
あとは、行くだけだ
携帯電話を取り出し、誰にも見られないように写メをみる
離ればなれになっている彼女
映っているのは、撮られてることに気付いてない寝顔
こんなのを撮ってるなんて知られたら、どんな目にあうか
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