短編小説
□卒業〜second story〜
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『どうせアスランは彼女なんて作れないだろう』
友人が、なにげなく言った言葉に俺は頭にきた
本当にたわいもない会話
友人達が集まって、くだらいことをおかしく話していた
話の流れで言われたこと
だが、からかいながら言われた俺の心をおとしたことに、友人は気付かないまま周りと楽しそうに話をつづける
その気持ちがなんだったかは、その時の俺はわからず
ただ傷ついて悔しかった
あとで思えば、彼女から言われたから余計に悔しくて腹立だしかったのだ
馬鹿にするな
俺だって本気になれば!
後輩から告白されたのは、その直後だった…
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