短編小説

□夢
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そこで目が醒めてしまった
「カガリ―っ……って………あれっ?」

いきよいよく上半身を起き上がらせ、今まで目の前にいた人が急に消えたことに気付いた…


少したってから、寝惚けた頭をふる回転させてあたりを見回す…
ここは自分の部屋…
これはもしかしなくても………

「ゆ……め…?」
むなしさが残った…



「そうだよなぁ…あるわけないよなぁ………」
(でも、もうちょっとだったのに………)
「……………………はぁ、カガリぃ…」
ブツブツと言いながら廊下を歩いていると…
「なんだ?」
「はっ!?かっカガリなっへっなっなんでっ!」
なんでここにいるんだっ!といいたいが言葉にならない。
カガリは不思議そうにシンをみている。
「どうした?気分でも悪いのか?シン?」
名前を呼ばれてビクっとなる。
頭の中にはさっきみた夢が…

(そっそんな目で俺をみるなぁっ)
「あっ」
「ん?」
「あんたがわるいんだぁぁぁぁっっっ―――――――!!!!」
「えぇ?ってオイっシンっ!?」
シンはそのまま全速力で廊下を駆けて行った。





少年に春が訪れるのはまだ遠いい…



END
050825
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