キラ君の家
□頭文字S―D.9―
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シン「!」
ワァアァァン!!
ハチロクのエンジン音が真横に来ようとしていると、気がついた時だった。
シン「バカやってんじゃねぇ!」
シンが前を見た時……
シン「土砂が削られて、スペースが!」
パァァァン!
アスランの種も弾ける…
シン「この峠で追い抜きってのは聞いた事がないなら…それは…ナシなんだよ!!」
ワァアァァン!!
アスランは土砂が削られていたのを、シンよりも早く察知していたのだ。
曲がるより真っ直ぐ走る方が速いのは当たり前である…
ズシャアアア!!
アスランのハチロクは、シンの油断を見逃さず…シンのインプレッサをぶち抜いた!!
アスラン「……終わった…」
シン「負けた…凄い人だよアンタは…」
二人のバトルに決着がつき、キラも安心して正丸を去って行った。
シン「…この峠で抜かれるとは、思ってませんでしたよ…」
アスラン「…俺も正直勝てるとは思ってなかったな…」
二人は他愛のない話をした後に、お互いの帰路を走り出した。