キラ君の家5
□悪夢と夢
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雑誌の撮影が終わった後後輩モデルのルナマリアと交代して、彼女は楽屋の方へと向かう。
ラクス「…ふぅ」
彼女が使っている部屋は様々な衣装が並んでいる。次の撮影に使用する物を確認しながら時間を見る。
自分のバックからミネナルウォーターを取り出し、キャップを回し「パキっ」と快音を鳴らすと渇いた喉をそれで潤す。
ラクス「……」
静まり返った部屋でいるせいか今朝の悪夢を思い出す…。
ラクス「…最近見ませんでしたのに」
ざわっ…
あの夢を思い出すだけで寒気がする。
あの冷たい瞳…
―5年前―
中学3年の頃だった。彼女は可愛くて優秀な生徒であると校内だけでなく他校からも評判が高かった。