さよは真夜中、コンビニにいた。なぜなら夜中の学校が恐いから。夜明けまでコンビニにいる客やら店員やらを見て、何とかやり過ごしているのだ。さてそんな時、向こうから歩いてきたのは麻帆良学園中等部の生徒たち。こんな夜中に、寮の門限はいいのか?しかし見た感じ良い子たちではないが。そんなことを考えていると、女子の一人がネギの話題を出した。「あの子供先生てメチャクチャ可愛いよね〜この間話しちゃった!」「まじで!?」これにはさよも興味をひくものがあった。「こんにちはって言ったら物凄い可愛い顔して『はい!こんにちは!』ってさ〜!!」「いいな〜!!」内心さよは優越感を味わっていた。自分の方がネギ先生と話しているし、しかも面識がある。「まあそれがなんだって話ですけどね…」去っていく女子を目で追いながら溜息をつくさよだった。現時点でのさよが意識する男と聞かれれば恐らく、いないだろう。強いて言ったならばネギと答えるかもしれないが、別にそこまで意識はしていない。「年がな〜」というかさよは幽霊なので恋愛は出来ないが。それを思うとさらに溜息がでるさよだった。翌日。「どうしたのさよちゃん。溜め息ばっかり」「私って、恋も出来ないんですよね…好きな男の子ができても。話すのも難しいですよね…はぁ」「さよちゃん。大丈夫だって!いつかきっと見つけられるから!」「いますかね?」「例えば、ネギ君とか?」「ネギ先生はみんなに好かれてますよ。無理ですよ」「ん〜じゃあさ、一回ネギ君とデートしてみない?」「え」…「という訳で、頼むよ〜ネギ君!」「いやなんの訳ですか」話の流れ的には伝わった感じだが実際は何も伝えられてなかった。「まあ理由は訳あって言えないけどさ〜お願い!ね?」「まあ、別に構いませんけど…さよさんは?」「いやさっきからネギ君の隣にいるって!」「え」「あはは…私ってやっぱり空気ですか」「さよさん!すいません!本当にすいません!」深々と頭を下げるネギに慌ててさよは笑って答えた。「い…いや別に気にしてないですよ」「それよりデートですよね!」「え、い…いややはり迷惑だと思いますから。ネギ先生に」「そんなことないです!むしろ光栄です!」「え!////」思わず赤面したさよ。朝倉も「ネギ君。今のは愛の告白?」期待が膨らむ。「は?」膨らんだ期待は破裂した。まあ十歳だしなあ。「じゃ!まあ明日の日曜、朝ぐらいでね!」そう言って朝倉は走っていった。あとは若い2人で。ということ。
「じゃあ、また明日」「は、はい‥あの〜楽しみにしてます」そう言って2人は別れた。その日の夜。「明日?」「はい。さよさんと出掛けるんです」「さよちゃんね〜…いいんじゃない?」「ほなオシャレせなあかんえ?」念入りに準備をするネギだった。その頃さよは「♪」機嫌が良かったのかコンビニの前で鼻歌を歌っていた。

…「う〜ん、少し早く来ちゃったかな?」ネギは英国紳士らしく15分前にはもう集合場所に来ていた。 まださよは来ていない。ネギは緊張をほぐしていた。その時、「あ、あの〜ネギ先生」「あ、さよさん!お早うございます!」「は、はい!お早うございます!今日はよろしくお願いします!」という訳で二人はなるべく学園を離れすぎないように散歩し始めた。「たまにはこういうのもいいですね。お日様が気持ちいいです」「は、はい////」さよは緊張していた。ネギは年下と言えどやはり『男性』だから。「私、こんな風に男の人と出掛けるなんて初めてです」「え?」「その〜ネギ先生?」「はい」「これって…デート…なんですよね…?」「え!///」少し驚くネギ。まさかさよからそんな言葉が出るとは思わず赤面してしまった「ネギ先生…///」この二日間でさよのネギに対する評価は大きく変わった。「また、こうしてデートしてくれませんか?//」最早さよの中では散歩ではなくなっていた。が、「はい!喜んで!」ネギは紳士らしく答えてくれた。「あ、あとその〜…」その時さよはなにやら口ごもった。「?何ですか?」「い…いえ、何でもないです//」「それじゃ今度また一緒に散歩しましょうね?」「は、はい!」「それじゃあ」ぺこりと頭を下げたネギにつられ頭を下げたさよ。去っていくネギを見ながらさよは呟いた。「大好きですよ…ネギ先生♪///」


以上です。管理人です。どうでしたかね?一応一番初めなので駄文の中の駄文になってますが、勘弁して下さい。それでは。

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