明石 裕奈は女子バスケ部の選手の一人。が、その女子バスケ部はとてつもなく弱小の部活だった。しかももうすぐ大会。それが裕奈の大きな悩み事。「ん〜どうしたら強くなるかね?」裕奈は自身のクラスの友達の運動部三人に相談していた。「やっぱり練習量とちゃうん?まだ足りないとか?」「考えてみたけどさ、そうすると日曜も返上することになりそう」「遊びどころじゃなくなるね…」その時まき絵が「応援とかは?」「応援?柿崎とかのチアのこと?」「ん〜やっぱりネギ君だよ!絶対力が湧いてくるよ!!」まき絵のことだからそう言うとは思ったが。改めて考えると、なかなかの案だった。ネギ君は他のクラスにも人気があって他の部員からもよく「連れてきてよ〜」とか言われるので。もしかしたら、「よし!ここは一発!ネギ君に応援してもらおうかな〜!!」意気込んだ裕奈だった。翌日。「あ!ネギ君。今日予定ある?」「いえ、ありませんが。何かありましたか?」「うん。実はね…」…「なるほど。そういうことなら全力で応援しますよ!!」「お!ありがと〜ネギ君!」そして授業後、「あ!子供先生じゃん!」「かわいい〜!」「ちっちゃ〜い!」暴走する女子バスケ部員たち。「ほらほらみんな!今日から大会までネギ君が応援してくれるんだから!」「ウソ!マジで!?」「ウレシー!」「ありがとー!」所々から飛び交う声援。「それじゃあ皆さん。今日から宜しくお願いします!」「「はーい!!」」

そして待ちに待った大会の日。今日はいつもより自信があった。やはりネギがいるからだろう。裕奈たちの一回戦はすぐに始まった。「いい?みんな。今日はネギ君もいるんだから。絶対に勝つよ!!」「「おおー!!」」その通り。観客席には運動部の人とネギがいる。

試合は惜しくも二点差で敗れた。しかし実は裕奈たちが当たった相手は県内でも強いとされている学校で、実力が上がったのは目に見えて分かった。「すいません皆さん。力になれなくて…」「何言ってんのさ!!私たちむちゃくちゃ強くなったよ!」「うん!だってあの学校毎回県大会行くレベルだもん」「ありがとね!子供先生!」みんななはそう言って笑った。だが悔しくない訳がない。最後の二点差。もう一押しがあれば勝ったかもしれないのだ。その証拠に裕奈たちの目は少し赤かった。「本当にいいの。ネギ君、今私たち凄い嬉しいんだよ?」「裕奈さん」「ん?」ネギは思ったことを口に出した。
こういう時ぐらい泣いてもいいんですよ?と。それに答えるかのように裕奈の目から涙が溢れ出た。ネギの小さな体を思いっきり抱き締めながら泣いた。ネギは裕奈の頭を撫でながら微笑んだ。

「あ〜…恥ずかし///」昨日はあれから1時間近く泣いていた。それでもネギはずっと裕奈を抱き留めていた。それが嬉しくて、また泣いた。「ネギ君、優しすぎだよ…//」パパ好きの裕奈だが、この時ばかりはネギを意識せざるを得なかった。今日の日記の最後に「ネギ君彼氏に狙っとこ」と付け足した裕奈だった。


はい。終わりです。中途半端な終わり方ですいません。許して下さい。これ以上やる自信がなく、グデグデの文章になると思うので無理矢理終わらせました。それでは。

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