口数の少ない、真面目なおとなしい女子中学生。それが大河内アキラの評価。

今日もアキラはプールで泳いでいた。本人曰わく、「日課」らしい。それほど水泳が好きらしく、実力もそれ相応のものとなっている。だがどんな人間にも一度や二度のスランプに陥るなんてことはある。今まさにアキラはその状態だった。「はぁ…」タイムがイマイチ縮まらないのだ。むしろ遅くなっている気さえする。周囲のみんなは「気にすることないよ」とか言ったりするのだが、アキラにしてみれば気にしないこと自体が無理なのだ。そんな中落ち込んでいると、頬に冷たいものが、「ひゃっ!」後ろを見ると小さな男の子。自分のいるクラスの担任教師、ネギだ。「あはは!アキラさん僕と同じ反応ですね!」落ち込んでいたアキラは少しだけ元気を取り戻した。目の前の少年の笑顔がそれだけキレイなものだったからだ。が、「アキラさん、裕奈さんから聞きましたよ?水泳がイマイチスランプ気味だって」知ってたんだ。「慰めに来てくれたんだ?ありがとね」笑顔で答える。「でも大丈夫だよ?」こうも付け加えておいた。これは私自身がどうにかならないといけないんだし、人にばっかり頼ってられない。「そんな訳にはいきません。生徒を助けるのも教師の仕事ですから!」「ネギ先生…」「それに、この間僕の指輪を探すの手伝ってくれたじゃないですか。恩返しです!」「うん。ありがと。でも多分出来ること無いよ?」「ありますよ。いくらでも」「え?」ネギはそう言うとアキラの手を握り、歩き出した。「ネギ先生、どこ行くの?部活だから行かなくちゃ」そう言うとネギは笑顔で答えた。「今日はアキラさんはお休みですよ」「え゛!?」何を言っているんだと言葉が出そうになった。「アキラさん、今日は水泳のことは忘れて下さい」それだけ言うとアキラを連れてとある場所に向かった。「ここは…世界樹?」「はい!」そういえば、世界樹の下で告白だなんたらかんたらていう噂が。「ね…ネギ先生…まさか!?////」「あ…来ました。風香さん!史伽さん!楓さん!」「あ…」少し期待していたのはまた別の話。「お!アキラ!」「よろしくです〜!」「大河内殿、今日は1日散歩部でござるよ」アキラは驚いた。後で聞いた話によると、既にネギが水泳部の顧問に話をつけておいたらしい。
「じゃあ今日は思い切り散歩するよ!」「はいです〜」アキラはネギを見る。ネギは此方を向くと微笑んでくれた。「じゃー出発進行だよ!」
「ネギ先生、私のために?」「はい!僕にできることはこれくらいですから!」その言葉を聞いたアキラは自分の目から涙が溢れ出るのが分かった。「え!?アキラさん!?」「あー!先生がアキラ泣かした!」「いけないです!」「ニンニン♪」違う。これは嬉しいから出る涙。「ひぐっ…違うの…」アキラはそれだけ言うとネギに抱きついた。「え!?///」「ありがとね…!ネギ先生!」「あ!アキラずるい!」「私たちもです!」「では拙者も」ネギに四人がのしかかった。「み、皆さん重いですよ!」



「アキラさん、大丈夫ですか?」「うん!」まだ目が少し赤いが、今のアキラは元気に満ち溢れていた。「ねえ…」「はい?」ちなみに今は二人でいた。「今日はありがとね」「はい!」「またもしこうなったら助けてくれる?」「はい!絶対に!」「じゃ…」アキラの顔がネギに近づいていく。「アキラさん?」不意に、アキラの影とネギの影が繋がった。「!?///」「今日のお礼♪」アキラはその後、最高タイムを叩き出したそうな。









どうも、管理人です。ネタが被っている?苦情は受け付けてません。困っているとき、相談する相手はいますか?僕?一応います。窓辺のサボテンじゃないかって?違うっての。まあ何にせよ友達に相談することです。自分の中では解決しませんよ。

僕がどんな人か?普通の馬鹿人間ですよ。足骨折した。

どのくらいのペースで絵とか小説書いているか?気が向いたらだよ。

エロい絵描けって?描く側になって考えなさい。童貞にどないせーゆーんじゃ!!エロ本見ろってか!!見てやるさ!!いくらでも!!

じゃ今日はこの辺で。それではまた。

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