春日 美空。あまりクラスでは目立たないようにしている。しかしその正体は(見習い)魔法使いなのだ。


「ん〜今日もいい天気っスねぇ…」のびをしながら気持ち良さそうにしてるのが美空。その隣には珍しくネギがいる。「本当ですね。暖かくて気持ち良いです」「一眠りでもするっスか?」その提案に乗ったネギからはすぐさま寝息が聴こえてきた。「フフフ。かかったね〜ネギ君♪」そこはイタズラ好きの美空。その手にはマジックペンが。「まずは肉とか描いとこうかな?」そう思ったその瞬間。「……可愛いね〜ネギ君は」思わず微笑んだ。イタズラはやめておこう。「それに私も眠いしね」そして寝ようとしたが、ふと違和感。「ね‥ネギ君!?//」ネギが抱きついてきたのだ。「お姉ちゃん…」「ぇ…」どうやら姉の夢を見ているらしい。「…まだまだ甘えん坊だね〜」頭を撫でてあげた。「全く…ネギったらどこ行ったのよ」「ん…?あの声は?」明日菜だ。恐らくネギを探しにきたのだろう。名残惜しいがネギを起こすことにした。「ネギ先生」「え…はい?」「明日菜が来てるよ」ネギは明日菜よりも今自分が美空に抱きついているのに気が付いた。「す、すいません!」「いいっスよ。むしろ可愛いかったっス」「あ…それと」「?」ネギは明日菜の所に行く寸前に言った。「美空さんってあったかい人なんですね」「フフフ。ありがとーございます!」ネギはそこをあとにした。



その後、美空の頭の中でネギの言葉が反芻していた。ネギの褒め言葉。今までだったら笑うだけですんだはず。なのに…?
「どうしてこんなに照れちゃうのさぁ…/////」

[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ