短編・中編
□仕上げは旦那さん 2
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「おはようございます」
そう言って枕元に立って爽やかに挨拶してくれる愛しいタフガイ
「おはよう・・・」
力無く挨拶を返す
だって
なんだって 3時半?
海老造の手術のときでさえ4時起きだったというのに
昨夜はテレビ局との打ち合わせで2時就寝だよ
おっさん もう若すぎることはないんだよ
「ごめんなさい、ちょっと早いんですけど」
ちょっと?ちょっとって言った?3時半が?
「・・・まぁ30分くらい早くてもどうってことないっか」
あるよ
それでも
愛しいこの子はにっこり笑って俺が寝ているシーツの裾を掴む