03/28の日記

22:17
世界選手権女子フリー
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世界選手権第100回大会、女子シングル終了しました!

浅田真央選手、見事逆転で日本人としては初めて二度目の優勝です!!

おめでとう〜真央ちゃん〜!!

結果は昨夜のうちにライブリザルトで知っていたんですが、映像をさきほど観ました。

素晴らしい「鐘」でした・・・。

全日本からこの大会まで、フリーでは本当に鬼気迫るものを一段一段ますます感じてきましたが、今日のフリーは「あぁ、これが浅田真央の鐘だ・・・」と思いましたね。

真央ちゃんにしか表現できない世界、祈り、音楽。

スパイラルでは、あの黒く伸びる指先と強いまっすぐな瞳から放たれるエネルギーに、場内が震撼に近い興奮を感じているのが伝わりました。

また今シーズン一番の出来だったというステップは本当に圧巻。

彼女の芸術性に満ちたステップシークエンスはもはや、「浅田真央の真骨頂」といっても良いほどの魅力だと思います。

暗く重い短調の音楽を滑ることに関しては賛否あったこのプログラムですが、私自身は一種頭を殴られるような神々しさを感じるプログラムで、シーズン入りから今日まで、毎回見る度に真央ちゃんの美しさと、苦しみと、そしてそれを乗り越える強さを感じてきました。

一度どん底に突き落とされた今シーズン、いったい誰が全日本の、四大陸の、オリンピックの、そして今日の浅田真央を思い描いたでしょうか。

素晴らしいアクセルを鮮やかに三回跳ぶ浅田真央を、誰が想像したでしょう。

確かに、真央ちゃんの誰にも負けない努力と才能が、点数としてなかなか反映されず、一ファンとして歯がゆい思いも重ねてきました。

ただただ真央ちゃんはスケートが大好きで、誰より努力していて、誰よりスケートの神様に愛された19歳の女の子なだけなのに、どうしてこんな涙を流さなきゃいけないんだろう、と。

今日の八木沼さんも、噛み締めるように「今大会のジャッジはかなり厳しい。今日の浅田真央選手は素晴らしかった。点数に反映されてほしい・・・」と言っていたのが印象的でした。

でも、真央ちゃんは本当に本当に、どこまでもまっすぐに強い女の子でしたね。

今シーズンも最後まで、「パーフェクト」という目標の下飽くなき挑戦を続けたアスリートであり、魂の底に深く深く美しさをたたえた表現者として、前を、そして上を見つめ続けてくれました。

本当に、心の底から尊敬しか感じません。

「四回転論争」や「高難度ジャンプへの評価論争」など、真央ちゃんや他の選手の思いのよそでさざ波もたってしまった今シーズン、辛い思いをした選手もいたと思います。

ただ、真央ちゃんの挑戦の姿勢には世界中が感動しましたし、オリンピックでのアクセル3回の記録は、もしかしたらこれから先もずっと、真央ちゃんだけの宝物になるかもしれません。

世界のスケーターたちが、どうかおそれずに真央ちゃんや大ちゃんのようにアスリートとして、そしてアーティストとして挑戦し続けてくれることを願ってやみません。

真央ちゃん、本当に、おめでとう。

大好きな真央ちゃんが、笑顔でまた次のシーズンに向けて動き出してくれることを信じて、明日のエキシビションでも真央スマイルを見届けたいと思います。

真央ちゃん(日本史上初二度目V)、大ちゃん(日本男子史上初V)、佳菜子ちゃん、羽生くん、日本史上初の世界選手権アベック優勝、そして日本勢ジュニア・シニア完全制覇、本当におめでとう〜!!

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