05/13の日記
22:58
この頃流行りのA-BoyF
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最近、骸さんの様子がオカしい。話し掛けても目を合わせてくれないし、気がつくといつもボーッとしてる。
初めは気のせいかな?とも思ったけど、お気に入りのアニメの放送時間になっても心ここにあらず状態なのは流石に変だ。
前までなら画面にかじりつくような態勢で『癒される…』と呟いていた骸さんなのに…。
まさか骸さん本人に問い質す勇気なんか俺にはないから誰かに相談してみよう。
そう思い立ってリボーンに電話してみた。
『あぁ…?誰だこんな時間に…俺の眠りを妨げると死ぬぞ?』
うっかり時差を忘れてた。もしかして今、あっちは真夜中なのかな?
初めて聞いた不機嫌そうなリボーンの声にビクリとしながら慌てて口を開く。
「ご、ごめんリボーン…寝てた…?…『ツナ?ツナか!?お前は何も悪くねぇぞ。寧ろ寝てた俺が悪ぃんだ、気にすんな』
かけ直すね…という言葉は急に優しくなったリボーンの言葉に遮られ、俺は離しかけた受話器をまた耳元に近付ける。
「あのね、リボーン…ちょっと相談したい事があるんだけど…」
『ん?なんだ?お兄ちゃんに何でも言ってみろ』
そんな快い返事にホッとして俺はようやく本題を切り出した。
「あのね…最近、骸さんが変なんだ」
『アイツがオカしいのは今に始まった事じゃねぇだろ?』
真剣に切り出した俺にたいして間髪入れずに返されたリボーンの答えは、あまりにもあんまりな感じだった。
リボーンって骸さんの事どんな風に思ってんだろうって疑問が湧いてきたけど、今は深くツッこまない事にした。
「そうじゃなくて…様子が変なんだよ…っ…!」
ムキになって、つい大声を張り上げるとリボーンが小さく息を飲む気配がした。
『ツナのそんな声、初めて聞いたぞ』
言われてみれば俺がこんな大声出したのって生まれて初めてかもしんない。
骸さんと暮らし始めて、俺、少しずつ変われてるのかな?
感動を噛み締めていた俺は『ツナ、どうした?』と心配そうなリボーンの声に、ハッと我に返り話を続けた。
†
ここ最近の骸さんの様子を事細かに伝えると、リボーンはしばらく黙り込んでしまう。
そして………。
『ツナ、悪い事は言わねぇ…骸にあんまり近寄るな』
ようやく再び口を開いたかと思えば、そんな訳の分からない事を言われて、思わずムッとしてしまう。
「なんで?最近ようやく仲良くなれたのに…」
『だから、だ。あの野郎も何するか分からねぇから近寄るなっつってんだぞ』
何だよ、その言い方?いくらリボーンだからって言っていい事と悪い事がある。
「骸さんの悪口言うリボーンなんて嫌いだっ…!!」
なんだか腹が立って思わず大声で怒鳴って通話を切った。
切る寸前に『ツナ〜!!』と必死なリボーンの声が聞こえた気がしたけど構うもんか。骸さんの事を悪く言ったリボーンが悪い。
俺は次の相談相手候補と連絡を取る為に鳴り続けるコールを切って、ダイアルを押した。
後書き↓
久々に更新したと思ったらなんじゃこりゃ…ですね(汗
新鮮さを求めてツナ目線に変えてみたのですが失敗してる気がします(大汗
取り敢えず完結目指して頑張ります!
☆コメント☆
[キョウ] 07-18 05:30 削除
リボーンの溺愛っぷりも素敵ですし
A-boyな骸がまた新鮮で面白いです!
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