04/16の日記
02：26
探険…。
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今日は、司令部の中を探険してみる事にした。
…結構広い。人も沢山いるし。青い服じゃない人達も沢山いた。何か違うのかな？
あちこち見てみたけど、どこの部屋も扉が閉まっていて、入れなかった。どんな部屋があるのか見たかったのにな。
諦めて元いた所に戻ろうとしたら、一部屋、扉が少し開いてる部屋があった。
僕は、その部屋に入ってみる事にした。だって、氣になるでしょ？
そ〜っと入ってみると、中はベッドが沢山並んでた。何でこんなに沢山ベッドがあるんだろう？誰かここで泊まるのかな？
そう思いながら奥へ進んでみると、物音がする。一つのベッドに誰かが寝てるみたいだった。
近づいてみると、ぶつぶつ言ってる声が聞こえた。この声は、大佐だ。
「…羊が二百三匹…。だめだ、全然ねむれん。羊ではダメか…」
どうやら、眠れなくて羊を数えてたらしい。…仕事は？
「！ふふ、いい事を思いついたぞ！」
何を思いついたんだろう？
「鋼のが一人、鋼のが二人…」
ええ！？何を数えてるの？『鋼の』って、エドワード君の事でしょ？
そんなので、眠れるのかな…。
「…鋼のが五人、鋼のが…。ダメだ！想像したら、かえって眼が冴えてしまったではないか！！」
…さすがの僕でも、呆れて物が言えないよ…（まあ、言ったとしても、人間に僕のことばは分からないし）
僕は、司令部のゆく末を心配しながら、この部屋を出た。
ご主人さまの苦労が、分かった氣がした。
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