04/19の日記

00:45
戦い。
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…今日は朝から張り詰めた空気が漂ってる。正確に言うと、大佐とハボック少尉の間に。
たぶん、ううん、絶対エドワード君の事が関係してるんだ。と思う。
ご主人さまも、あえて何も言わないみたい。
やけに静かな部屋。

「…ハボック」

沈黙を破ったのは、大佐だった。かなり抑えた声だけど、怒ってるのがよく分かる。

「…何スか」
「鋼のをからかったそうだな」
「…別に、からかったつもりはなかったんですけどね…」
「……。」

うわ。二人の間に重苦しい空気が…。
他の皆があたふたしてる。ご主人さまは…落ち着いてる。さすがご主人さま!

「あくまでも白を切るつもりかね…」

そう言いながら、大佐は立ち上がってハボック少尉の机に近づいていった。
うぅっ、大佐の背中に昨日の様などす黒いオーラが漂ってる。

ハボック少尉のすぐ横まで来て、他の皆に聞こえない様に声を潜めて言った。

「鋼のは、私のものだ。手を出せばどうなるか…分かっているだろうな?」

えぇっ!?ハボック少尉がエドワード君の事、からかったってだけで、どうしてそうなるのかな?
大佐の考えすぎだと思うけどな…。

「…悪いんですけど大佐、俺、諦めませんから。」

え?もしかして…。

「俺も、大将…エドの事、好きですから。そんな脅し位じゃ、諦めませんから」

ハボック少尉も、皆に聞こえない様に言った。

「戦線布告、と言う訳か」
「そう取って貰って構わないっスよ」

二人の間には、火花が散っていた。
大佐はすぐに自分の席に戻って仕事をやり始めたけど…。
ハボック少尉は、冷や汗をかいてた。

大佐とハボック少尉の、エドワード君争奪戦が始まったみたいだ。

エドワード君の知らない所で、大変な事になってきた。

ドキドキ。

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