04/24の日記

01:00
むーどめーかー
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今日は朝からエドワード君とアルフォンス君が来てて、司令部はとても賑やかだ。
エドワード君とアルフォンス君は、皆と楽しそうにお喋りしてる。特にエドワード君は、話の中心にいて、眩しいくらいの笑顔を振りまいてる。
事件とかがないと、この部屋が軍のしせつ?だなんて思えないね。
ご主人さままで、何だか楽しそう。
エドワード君は『むーどめーかー』だって、誰かが言ってたっけ。…でも、『むーどめーかー』って、何?
あれ?大佐がいない…。自分の部屋にいるのかな?

「あれ?そう言えば大佐は?」

エドワード君が辺りをきょろきょろ見渡した。
…もしかして、今氣が付いた?…僕もさっき氣付いたんだけど。

「大佐なら、仕事が蓄まっていて執務室に籠もってるわよ」
「そうそう、普段さぼってばかりいるから…。ホント、自業自得ッスね」

ご主人さまとハボック少尉がそう言った。ハボック少尉、何だか少し恨みを込めて言ってるような氣がする。

「そっかー。…うっし!いっちょ様子でも見てきてやるか!」
「兄さん、大佐の邪魔しちゃダメだからね!」
「分かってるって!」

アルフォンス君の心配をよそに、エドワード君は大佐のいる執務室に行った。
…大丈夫かな…。

―――エドワード君が執務室に行ってから、もうずいぶん時間が経ってる。
どうしたんだろう?
心配になってきた。

ガチャッ

そう思ってたら、部屋のドアが開いて、大佐が入ってきた。…何故か、エドワード君を抱き上げて。
…やけにすっきりした顔してる。

「兄さん!?大佐、兄さんどうしたんですか?」
「いやね、私の所に来たは良いのだが、ソファで眠ってしまってね…。起こしてしまうのも悪いと思ってね。そっと運んで来たのだよ」

そう言って寝ているエドワード君をアルフォンス君に渡した。

「済みません。兄がご迷惑をお掛けしてしまって…」
「いや、良いんだ。では、私は仕事に戻らせてもらう」

大佐は何となく?軽やかなステップで執務室に戻っていった。
あれ?ハボック少尉は、そんな大佐を何だか恨めしそうな目付きで見送ってた。

「じゃあ、僕達はこれで失礼します」
「むにゃ…」
「氣を付けてね」

アルフォンス君は、エドワード君を抱えて宿に戻って行った。

それにしても、さっきのハボック少尉の事が氣になるな。ハボック少尉も、エドワード君の事抱っこしたかったのかな?
ハボック少尉、エドワード君の事、好きだから。

きっと、羨ましかったんだね。

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