04/25の日記
01:05
ケーキ。
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今日の司令部。
エドワード君が、幸せそうな顔をして、ケーキを頬張ってる…。
「ん〜っ。ホントに美味いなこのケーキ!少尉、ありがと!」
「いや、いいって!…しっかし、本当甘いもの好きだよな、大将は」
そう。今エドワード君が食べてるケーキは、ハボック少尉が買ってきたんだ。
ハボック少尉、けなげだよね。
「……。」
その光景を、じっと見つめる大佐。
大佐の視線に氣が付いて、エドワード君が大佐の方を向いた。フォークにはケーキが刺さってる。
「何?大佐、もしかして、ケーキ食いたいとか?」
「…生憎、私は甘いものが苦手でね…」
「?ふぅん…」
首を傾げながら、ケーキを口に運ぶエドワード君。
「美味いのに…」
何だか、ひとつひとつの動きがとても可愛らしい。
エドワード君、男の子なのにね。大佐とハボック少尉が好きになる理由が何となく分かる氣がした。
あれ?エドワード君のほっぺたにケーキのクリームが付いてる。本人は氣が付いてないみたい。
「ん?大将、頬にクリーム付いてんぞ」
「え!どこどこ?」
「ほら、ここに…」
そう言って、ハボック少尉はエドワード君のほっぺたに付いてるクリームを指で取ってあげた。で、そのクリームを…ペロリと舐めちゃった!
「んな!?」
その途端、エドワード君の顔が真っ赤になった。
「やっぱりまだ子供だな、大将」
「子供扱いすんじゃねぇ!!」
にかっと笑うハボック少尉と更に顔を真っ赤にするエドワード君。
傍から見ると、微笑ましい光景なんだけど…。
「……ハボックめ…」
皆には聞こえない声で呟いた大佐。必死に怒りを抑えてるみたいだ。く・黒いオーラ全開だよ…?
「…ハボックは、残業決定だな…」
大佐は、引きつった笑いを浮かべていた。こ・恐い…。
エドワード君が帰った後、ハボック少尉は残業地獄で苦しんでた…。
えっと…ごしゅうしょうさま?
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