04/26の日記
01:36
ヒューズ中佐。
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今日は、中央からヒューズ中佐がやってきた。ヒューズ中佐は、大佐の一番の友達なんだって。
大事なお仕事の話なのかなって、ヒューズ中佐と大佐の話を聞いてた。
「…でな、その時のエリシアちゃんの仕草といったらもう、可愛いのなんのって!ほら、その時の写真がこれで…」
「そうか…それは良かったな…」
…ヒューズ中佐の家族の話だった。にこにこした顔で話すヒューズ中佐。大佐は聞いてるんだか聞いてないんだか分からない。
こんな状態が、もう二時間位続いてる。
他の皆もヒューズ中佐を止める事が出来なくて、困ってるみたい。
…さすがのご主人さまも。
「ところでロイ」
急に声を潜めるヒューズ中佐。
「豆とはうまくいってんのか?」
「なっ!?」
豆?豆ってなんだろう?
そのことばに、大佐がびっくりした。
「エドの奴、はねっ返りだから苦労してるんじゃないのか?」
「…お前には関係ない事だろう?」
豆って、エドワード君の事だったんだ。確かに小さいよね。
ヒューズ中佐にはばっちり知られてたんだ。まあ、ここでは皆見てみない振りをしてるんだけど。
大佐の顔が赤くなってる。…大佐でも、照れる事があるんだね。
「大事な親友の事なんだから、関係ないって事はないだろう…。お、赤くなっちまって、体は正直だな」
「煩い」
「その様子だと、うまくいってるみたいだな。」
ヒューズ中佐はなぜかうんうんと一人で頷いてる。
「…大切にしてやれよ?」
「お前に言われなくても、分かっているさ…」
何だか、大人の会話?
そのヒューズ中佐と大佐の会話を、ハボック少尉が一生懸命聞こうと努力してた。…でも、結局聞こえなかったみたいで、それからずっとそわそわ落ち着きが無かった。
ヒューズ中佐は、その後もさんざん家族自慢を大佐に聞かせて、満足そうに帰っていった。
ヒューズ中佐は、結局何しに来たんだろう?
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