05/03の日記
02:36
引っ掛ける。
---------------
今日のエドワード君は、真剣な顔をしてやってきた。
それで、大佐の所に真っすぐ向かって、言った。
「大佐、有力な情報が見つかったって…」
「ああ、これだ」
大佐が何枚かの紙を出してエドワード君に渡した。
何だろう?
「…南方か…」
「確かめてみる価値はあると思うのだがね…」
エドワード君の表情が明るくなる。内容は分からないけど、エドワード君にとって、いいじょうほうだったみたい。
「…そうだな。サンキュー大佐」
「いつ、発つのかね」
「う〜ん…今すぐ急いで切符を取っても…明後日になるな」
「そうか…」
…エドワード君達、明後日にまた旅に出るんだ…。寂しくなるな…。
「では、明日は丸々一日空いているのだね?」
「ん?あぁ、そう言う事になるけど…」
「そうと分かれば…。鋼の、明日一日私に付き合ってくれるかな?」
「へ!?」
はい?大佐、急に何を言ってるんだろう。
「今渡した情報と『等価交換』と言う形ではどうかね?」
「ずり〜な、それ…断れねぇじゃん…」
「決まりだな」
してやられたって顔のエドワード君と、満足そうに頷く大佐。
『明日一日付き合う』って言うのは、遠回しに『デートする』って事だよね。
大佐は、エドワード君を引っ掛けるのが本当に上手だと思う。
明日、ご主人さまにないしょで二人に付いていっちゃおうかな…なんて考えてる。
後が恐いけど…。
とにかく、明日だ!!
前へ|次へ
□ 日記を書き直す
□ この日記を削除
[戻る]