05/11の日記

03:29
仕事。
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今日は、大佐が大ピンチだ。なんでかって言うと…。
昨日司令部を抜け出してエドワード君の所へ行ったのがご主人さまにばれたんだ。ばらしたのは、アルフォンス君なんだけど…。
アルフォンス君がご主人さまにその事を報告(?)してる時、僕には見えたんだ…。アルフォンス君の周りにどす黒いオーラが漂ってるのが…。
アルフォンス君を敵に回すと恐ろしいかも知れない。

「大佐、昨日はエドワードの所へ行ったそうですね」
「なっ…誰から聞いたのかね?」
「アルフォンス君からです」
「………」

大佐、汗がだらだら流れてるよ。

「…大佐、」
「い・いやしかし、仕事はきちんと…」
「では、この書類の山はなんですか」
「………」

『滝の様な汗』っていうのは、まさにこの事を言うんだなと思った。…でも、『滝』って何?

大佐がいくら仕事したって言っても、書類の山がなによりの証拠だ。実は仕事もろくにやらないでエドワード君の所へ行ったんだ。

「…くくっ…」

ハボック少尉が、この様子を見て笑ってた。
でも。ご主人さまはそれを聞き逃す筈が無い。

「…ハボック少尉」
「は・はい!何スか中尉」
「あなたには確か、大佐を見張る様に頼んだ筈だけど…?」
「………すんません」

こうして大佐とハボック少尉の二人は、ご主人さまのきっつ〜いお説教を受けて、さぼりは決して許さない鋭い眼に見張られて…。仕事を黙々とこなしてた。

蓄まってた仕事がやっと終わった頃には、二人とも物凄くやつれた顔をしてた。

それを見て、ご主人さまは満足そうに頷いてた。


…仕事はちゃんとやろうね。

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