05/15の日記

02:16
忙しい。
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今日の司令部は、なんだか慌ただしい。皆走り回ったり、資料を見たり、何かの機械をいじったり。

話を聞いてて分かった事。
…どうやら、この間の(って言っても結構前かな?)テロ事件で捕まらなかった犯人がいたらしい。
それで、その犯人の情報が入ってきて、どこにいるのか調べたり、この間のテロ事件の資料を見直したりしてる、と言うわけだ。

「…中尉、その残党の潜伏場所は…」
「はい、イーストシティ内である所までは突き止めたのですが…。何分、時間が経ち過ぎていますので…」
「そうか、それは厄介だな…。フュリー、引き続き不振な情報が流れていないか、無線の傍受を」
「はい、了解しました」

…僕の頭じゃ、犯人がまだ見つかってないって事位しか分からないよ…。

司令部の中は、ピリピリした空気に包まれてる。


そんな中、司令部の扉を叩く音がした。

「こんにちは、久しぶり…あれ、来ちゃまずかったかな…?」
「こんにちは。…忙しそうだね、兄さん」

エドワード君とアルフォンス君だ!エドワード君は、怪我は大丈夫なのかな?

「エドワード君にアルフォンス君、いらっしゃい。ごめんなさいね、慌ただしくて…。エドワード君、怪我はもう良いの?」
と、ご主人さま。

「また病院から抜け出した…って事はないか。アルフォンスが一緒だしな」
そう言ったのはハボック少尉。

「ああ、もうだいぶ良いよ。もうそろそろ抜糸だってさ」
「今日は外出許可を貰って来たんです。…たまには病院外の空気に触れないと、兄さん腐っちゃうものね」
「アル、『腐る』は余計だ!」

エドワード君、怪我は良くなってきたみたいだ。良かった。

「鋼の、無理は禁物だぞ」
「分かってるって!…ところで大佐、何か事件でもあったのか?」

エドワード君が大佐に聞いた。

「鋼の怪我の原因になったテロ事件の残党がいるらしい。今早急に情報を集めている所なのだよ」
「!!捕まってない奴がいたのか?」

物凄くびっくりしてるエドワード君。自分も関わってた事件だもの、驚くのは当然だよね。

「俺にも協力…「君は怪我を治す事に専念したまえ」

エドワード君の言おうとしてた言葉を遮るように大佐は厳しく言い放った。

「でも…」
「上司命令だ。」
「……分かったよ」

いつになく厳しい大佐の言葉に、エドワード君はおとなしく従った。
大佐は、エドワード君の事を思って言ったんだよね。

エドワード君とアルフォンス君は、皆の邪魔にならない様にって、少しいただけですぐに帰っていった。
心なしか、エドワード君に元氣がなかった様な氣がする。

司令部の皆も、申し訳なさそうな顔をしてた。

早く犯人捕まるといいね。

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