05/18の日記

04:29
抜糸。
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今日は、エドワード君とアルフォンス君が何だかにこにこした顔でやってきた。

「こんにちは〜っ!」
「こんにちは」
「お?よく来たな〜。二人共なんかあったのか?随分機嫌が良さそうだな」

ハボック少尉は、そんな二人に一番早く氣付いたみたいで、くわえてたタバコを灰皿でもみ消して二人を迎えた。

「あ・分かる〜?実はさ…縫ったとこ、さっき抜糸してきたんだよね〜♪」
「それでお医者さんが、退院してもいいって言ったんだよね」
「そ!後は2〜3日位通院で様子見て、経過が良かったら…病院ともオサラバ!くぅ〜っ、長かった〜!」

エドワード君、退院出来たんだ!だからにこにこしてたんだ。良かったね!!

「そうか、めでたく退院か!良かったな〜」

ハボック少尉はそう言うと、エドワード君の頭をおっきな手でくしゃくしゃ撫でた。
いつもなら「やめろ!背が縮む!」とか言って嫌がるのに、今日はされるが儘になってるエドワード君。退院出来たのがよっぽど嬉しかったんだろうな。

「あれ?そう言えば大佐は?」

くしゃくしゃになった髪の毛を手で直しながら、エドワード君は大佐の事をハボック少尉に聞いた。

「あぁ、大佐ならいつもの様に執務室に缶詰だ。中尉の厳しい監視付きでな」

ハボック少尉は面白そうにそう言った。

「相変わらず無能だな」

エドワード君は呆れた顔をして言い放った。

「まあ、そう言うなって」

あ・珍しくハボック少尉が大佐のフォローしたよ。明日雨にならなければ良いけど…。

「ま・折角来たんだし、ちょっと挨拶して来るか!」「中尉に叱られない様に氣を付けてね?」

アルフォンス君、ナイス突っ込み。

「わ〜ってるよ!じゃ、アルちょっと待っててくれな」
「うん、いってらっしゃい」

エドワード君は軽い足取りで執務室に向った。

それを見計らったように、ハボック少尉はアルフォンス君に話し掛けた。

「アルフォンス、いいか?」
「はい、なんですか少尉」
「大将には内緒で、快気祝いをしようと思うんだけどな、予定とか大丈夫か?」

ハボック少尉の言葉にアルフォンス君はびっくりしたみたいで、両手をがしゃがしゃ言わせて慌ててる。

「えっ!?そ・そんな、皆さんに悪いですよ。第一、怪我したのは兄さんの不注意ですし…」

ハボック少尉はにかっと笑ってアルフォンス君をポンと叩いて言った。

「な〜に、そんなの氣にすんなって!俺たちにとって、お前達二人は弟みたいなモンだ。たまには遠慮しないで…な」

「済みません、少尉…」

アルフォンス君は申し訳なさそうに、ペコリとお辞儀をした。

「だから氣にすんなって、な!じゃあ、日にちと場所がきまったら教えるな」
「はい。有難うございます」


その後、執務室から戻ってきたエドワード君(やけにぐったりしてる。もしかして、ご主人さまに叱られた?)と一緒に、アルフォンス君は帰っていった。


かいきいわいか。何をするんだろう?
ところで…かいきいわいって、何?それってオイシイの?

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