05/23の日記
05:19
会話。
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…結局、昨日はあの儘(ししるいるいの儘)、皆ここで夜を明かした。
大佐とエドワード君は、戻ってこなかった。
ご主人さまも家に帰らなかったから、僕も当然お泊りだった。
皆酔い潰れてたのに、朝になって仕事が始まると、昨日の事が嘘の様にてきぱきと職務をこなしてる。
凄いなぁ。
エドワード君は、昨日一日大佐の仮眠室で寝たきりだったらしい。
アルフォンス君は、
「慣れないお酒なんか飲むからだよ」
って言ってたけど…。僕は本当の理由を知ってたから、何だか複雑な氣持ちだった。まあ、お酒も原因のうちに入ってたんだろうけどね。
それで、今日になってやっと回復したみたい。
「ゔ〜…。朝から頭やら腰やら痛くて仕方ねぇ…。」
エドワード君が、腰を擦りながら部屋に入ってきた。
腰が痛いのは、前もあったよね。腰が痛くなる程、何をしてるんだろう?
見たい様な、見たくない様な…。
「はは、だらしないぞ?鋼の」
自分の席に座ってる大佐が、エドワード君をからかう様に話し掛ける。
「…うっせーよ…」
エドワード君の視線で、大佐は怯むどころか余計ににやにやし始める。
大佐は元気だね。
そんな大佐とエドワード君のやり取りを、司令部の皆は見てみない振りをしてる。
…耳は、会話を聞き逃さない様に二人の方を向いてるみたいだけど(笑)
「鋼の。」
大佐は一言そう言うと、エドワード君の耳元で、何か囁いた。
「………。」
エドワード君は、途端に顔が真っ赤になって、口をモゴモゴさせて、俯いちゃった。
…何言われたんだろう。僕にも聞こえなかった。
「勝手に言ってろ!…じゃあ俺、アルんとこに行くから!!」
顔が赤い儘、エドワード君は部屋を出ていった。
大佐はそんなエドワード君を見て、笑ってた。
大佐が何て言ったのか、物凄く氣になるんですけど!!!
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