05/31の日記
02:03
意識。
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今日の司令部。
空気が重いです…。
理由はやっぱり、エドワード君の事で。
意識が戻ったらアルフォンス君が連絡してくれる事になってるんだけど、お昼過ぎてもまだ連絡がない。
命に別状は無いって話してたけど、やっぱり心配だ。
「今回のエドワード君の件ですが…」
ご主人さまが淡々と話し始める。その喋り方が却って恐い。
「原因は明らかです…お分りですね?ハボック少尉、大佐…」
冷ややかな目で、ハボック少尉と大佐を見る。と言うより、睨む。
「はい…済みません」
「分かっている…。」
二人ともシュンとして、俯いてる。
ちょっと、情けない。
ブレダ少尉、ファルマン准尉、フュリー曹長は、この様子を黙って見てる。誰も口出せないよね、恐くて。
そんな時、部屋の電話が鳴った。
皆はっとする。
ご主人さまが急いで電話を取った。
「こちら東方司令部…アルフォンス君!……ええ………そう、分かったわ…」
電話はアルフォンス君からみたい。エドワード君、目が覚めたのかな…。
「じゃあ、お大事にね…」
電話を切った後、ご主人さまはホッとした顔で言った。
「エドワード君の意識が戻ったそうです…」
張り詰めた空気が一気に弛んだ。
エドワード君、目が覚めたんだ。良かった…。
「そ・そうか!では早速見舞いに…」
「いえ、それは無理かと思います」
「な…何故だ?」
どうしてお見舞いにいけないんだろう?
「エドワード君は、今は誰とも会いたくないそうです」
「な…っ」
「恐らく、精神状態が不安定なのでしょう。…今日は、そっとしておいてあげた方が宜しいかと」
そうなんだ…。大佐も何だか可哀想。うなだれてるし。
明日になれば、大丈夫なのかな。
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