06/02の日記

02:03
ロイの気持ち。
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…私は今、あの時自分がしてしまった浅はかな行動をひどく後悔している。

ハボックと鋼のの、あの時の様子を目の当たりにして沸き起こった醜い嫉妬心。

溢れる感情に任せて口にした、鋼のを傷つける言葉。
『大佐…っ』

鋼のの悲痛な言葉と、傷ついた表情。
後戻りなど、出来るはず無かった。
一度口から出た言葉は、戻すことが出来ないのだから…。

何で直ぐに、仲直りが出来なかったのだろう…。
私のちっぽけな意地が邪魔をして、鋼のの言葉を聞き入れる事が出来なかった。

あの時、私が意地を張らずに君を受け入れていれば。

君がこんなにも傷つく事は無かっただろう。

宿に行ったとき、私が諦めずに君を捜していれば…。
君があんな事にならずに済んだだろう。


「鋼の……エドワード、済まない…」

私の謝罪の言葉は、君に届く事はない。
今の君は、全てを拒絶して、殻に閉じこもってしまっている。

その原因を作ったのは、他でもない、私だ。


ああ、どうしたら君は、もう一度笑顔を見せてくれる?

逢って、話がしたい。
君に触れたい。
抱き締めてあげたい。
あの時事を、謝りたい。

…許してもらえないかも知れないがね。

私にはもう、君無しの世界など、在り得ないのだよ。

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