06/05の日記
01:28
エドの気持ち。
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…俺は、いつからこんな弱い人間になっちまったんだろう…。
あの時…ハボック少尉に抱き付かれたのを大佐に見られた時、まさかあんな事にるなんて思いもよらなかった。
いつもの様に、『私の鋼に何をしているんだ〜!』ってな感じに言ってくるかと思ってたのに。
…俺に向けられたのは、氷の様に冷たい視線。
怒らせてしまった。
氣付いた時には、もう遅くて。
大佐は俺の言葉を聞かずに行ってしまった。
それから何回も、大佐の誤解を解こうとしたけど。
大佐は、俺に会ってもくれなかった。
俺の心に残ったのは、絶望だけ。
…大佐、ロイは、いつの間にか俺中でなくてはならない存在になってたんだ。
俺は、目的を果たさなくてはいけないはずなのに。
ロイに嫌われてしまったら、生きていけないなんて、思う様になっちまった。
全ての事が、もうどうでも良くなって。
氣が付いたら、宛てもなく街の中を彷徨ってて。
今自分が何処に居るのかも、判らなくなって。
…この儘、楽になれれば良いのに…そう思ってた。
いつの間にか、意識が無くなってたみたいで。
目が覚めたら、病院のベッドの上だった。
‥アル、こんな腑甲斐ない兄貴で、ごめんな?
自分の事ばかり考えてて、お前には迷惑ばかりで。
誰にも会いたくないって、言ったけど、本当は会いたくないんじゃないんだ。
会える訳ないじゃないか。
こんなに迷惑掛けて、振り回して。
…会いたいよ、ロイ。
会って、謝りたいんだ。
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