06/06の日記

00:15
助けて。
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今日の司令部。

皆何時もの様に仕事をしてるけど、やっぱりどこか空気が重い。

空気が重い原因は、やっぱりエドワード君の事で。
皆、エドワード君の事を心配してるんだよね。僕も、物凄く心配だよ…。

エドワード君が目が覚めたって言う電話がきてから、結構日にちが経ってると思う。でも、エドワード君が退院したって言う電話はまだ掛かって来てない。

どうしたんだろう?そんなに具合が悪いのかな、エドワード君…。

大佐は、普段よりも真面目?に仕事をしてて、ちょっと恐い。
エドワード君の事、なるべく考えない様にしてるのかも。


夕方近くになって、司令部にお客様が来た。
…それは、アルフォンス君だった。

「…こんな時間に済みません…」
「アルフォンス君、どうしたの?」
「アルフォンス、鋼のは一緒ではないのか?」

大佐はやっぱりエドワード君の事を真っ先に聞いてる。

「いえ、兄さんはまだ病院です。…お願いします、兄さんを、助けてください…!」

アルフォンス君は、悲痛な声でそう言った。

「エドワード君、そんなにひどいの…?」
「はい…意識が戻ってから、全く食事を採ろうとしなくて…。今は栄養剤を打って、何とかなってますけど…。この儘じゃ、兄さん…っ!」

えぇっ!?エドワード君、何も食べてないの?それじゃあ元氣になれないよ!

「僕、もうどうしたら良いか判らなくて…」
「アルフォンス君…」
「兄さん、『誰にも会いたくない』って言ってるけど…本当は、会いたいと思ってる筈です…だから…お願いします…」

アルフォンス君は頭を下げてお願いをしてる。そな姿が痛々しい。

「アルフォンス君、頭を上げて頂戴。判ったわ。エドワード君の事、皆心配しているの。だから…出来るだけの事はするわ」
「鋼の事は任せなさい…」「有難うございます…有難うございます…!」


こうして、明日(今日は面会時間が終わってるのと、エドワード君が安定剤?を打たれて寝てるからって理由で無理なんだって)ご主人さまと大佐がエドワード君の所に行く事になった。
僕も行くよ。

エドワード君、待っててね。

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