06/09の日記
02:30
可哀想?
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今日の司令部…と言うより、今日の大佐。
物凄〜くご機嫌だ。
理由は…えーと…まあ、その…。うわぁ〜っ!
昨日の事、思い出しちゃったよ…。
僕が居たのにも関わらず…あんな…濃い…キスシーンをですね…(氣が動転して言葉遣いがおかしくなってるかも…)。
昨日は僕、必要なかったんじゃないのかな…。
とにかく、エドワード君、元氣が戻ってきて良かったな。
急には無理だろうけど、あの様子ならもう大丈夫だよね。
大佐の様子に戻ろう…。
大佐はご機嫌だけど、仕事はと言うと…。相変わらず書類が山積みで。
だから、ご主人さまはご機嫌じゃない…。
あ、大佐がにやにやしてる…。気味が悪いよ。
エドワード君が元氣になってくれたのは良かったけど、大佐のサボりをどうにかして欲しいかも。
…って、僕が言う事じゃないけどね。
「…大佐」
とうとう、ご主人さまが…我慢の限界を超えたみたいだ。
「…いい加減、仕事を進めて下さい。この儘では、大佐のみ、残業決定ですが…」
「何っ!?私は今日も鋼のの見舞いに…」
「…残念ですがそれは無理ですね…」
ご主人さまにきっぱり言われてる。
大佐、可哀想…。
大佐の周り、空気がどんよりしてるよ。
仲直り出来たんだから、もう良いと思うんだけど。
―――数時間後。
「では、私はこれで失礼します」
ご主人さまは、帰り支度をしっかり済ませて、まだまだ仕事が終わらない大佐に挨拶をしてる。
大佐の机にはまだ大量の書類の山。
大佐はげっそりしてる。
大佐、ご苦労さま。
そんな事を考えてたら、ご主人さまが僕の事を抱え上げた。何?
「今日は私がブラックハヤテとお見舞いに行ってきますので、大佐は安心してお仕事をなさって下さい」
ご主人さまとエドワード君のお見舞いに!?
「何だと!?それは余りにも不公平では…」
ジャキン
「何か、問題でも…?」
ご主人さま、顔は笑ってるけど…目が恐い。
「い・いや…氣を付けて…行ってきたまえ…」
大佐はこれ以上逆らえないで、僕達を見送ってくれた。
引きつった笑顔で…。
僕は、病院でエドワード君と思い切り遊んだ。
エドワード君、昨日より元氣になってたみたいだ。
今日こそ、癒し系な僕。
大佐には、悪いけど。すごく楽しかったよ。
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